北京オリンピックの開会式を見ながら入力していたら、いつの間にやら日付が変わってしまったと言う話(笑) と言うわけで、下のエントリーの続きです。

帰ってくる途中(20時ごろ)から大垣では雷が鳴り始め、あっという間に雷雲に包まれてしまいました。写真は稲妻を撮ろうとしてしくじったもの(笑) ブタベのデジカメのシャッタースピードでは雷光を撮るのは無理みたいで。
遥か昔、天神は宮殿に稲妻を落としたことがあったみたいですが…『天神』って何なんだろうなぁ、と。
♪どちらにしようかな、天の神様の・・・・の続きは何ですか? - Yahoo!知恵袋雷の神ではないと思うのですが、落ちて当たるのがどこか分からない、偶然に任せる、という点ではやっぱり近いのかも。これだけ多数のバリエーションがあるのは地方によって『偶然の神』についての認識が違う、ということなのかどうか。柿の種って…?
埼玉の実家のほうでは
“どれにしようかな。天の神様のいうとおり。あべべのべ”
の形が主だったかな、と。人によってはこのあとさらに歌が続いていたような気がしますが…どんなのだったかな…?
○
浅月かすみ様の瑛里華の絵を見て自分の絵はまだまだだなぁ、と凹む日々(^^;
やまぐう様の小文と合わせて見ると可愛さがさらに倍増。ブタベの絵にはこういう方向の可愛さが足りない。
ブタベもこんな瑛里華に「おかえりなさいませ、ご主人様」なんて言ってほしいのですよ~。それにしても、吸血鬼の力の使い方がものすごい(笑)
ふと、浅月様の『メイド服な伽耶さん』を見てみたいなぁ、と思ったけど、伽耶さんの場合、御菓子さん(てるてる天神通り)の着ている『甘味処 天井屋』の仕事着のほうが似合うのかも、と。
想像すると、こんな感じ…な小文。
■「よ、よく帰ったな…」
和服にエプロンをつけた伽耶さんが俺の部屋で出迎えてくれる。見た目は“可愛い女中さん”といったところか。
どうやら副会長が『母様は人に奉仕する心も学んだほうがいいわよね♪』と言って着させた物らしいんだが…
「な、何だ、そのあきれたような顔は。ちゃんと出迎えたではないか」
「えっと…腕を組んで仁王立ちしながらそのセリフを言われましても…」
「な、何か間違っておったのか?」
副会長…目標への道は険しそうだ。
そもそも、“奉仕”の練習対象をなんで俺にするのか、というツッコミもしたい。
「とりあえず、人を出迎えるんですから、それらしい姿勢とセリフにするべきです」
「…なんだ、その“それらしい”姿勢とセリフとやらは」
やっぱり分かってなかったのか…。
仕方ないので最初から教えることにする。
「では、ちょっと耳を貸してください」
「ん」
相変わらず腕を組んだまま体を傾けて、伽耶さんが聴く仕草をする。
俺はその耳の高さに合わせるように片膝を折って、一つ一つ説明していく。
「…・………って、その様なことができるかーーーっ!!」
言い終わった途端、いつの間にか右手に握られた扇で神速のひっぱたき。俺の頭が下がっていた分、直撃が死ぬほど痛い。
「ほ、ほら、それですよ。まずそれが出迎えの態度じゃないんですってば」
「お、お前がくだらないことを言うからだ!!」
「くだらなくないですってば。副会長だって、伽耶さんに母親らしくなってほしいと思ってるはずですよ」
「む…」
そう。これも、もともとは母親業の修行の一つなのだ。そしてそれは伽耶さん自ら望んだこと。
「だから、一つ一つできるようになっていきましょう」
「………むぅ」
しぶしぶ、といった感じで伽耶さんがうなずく。
「じゃあ、また扉を開けて入ってくるところから始めますから」
「…うむ……」
まだ納得いかないのか、伽耶さんの眉間にはしわが寄っている。
「それじゃあ、こうしましょう。俺が入ってくるんじゃなくて、マレヒトさんだと思ってください」
「父様を?」
「もちろん、俺がマレヒトさんの役をするのは無理があるのは分かってますけど、それくらい大切な人を迎える、ということで…」
「……ふむ…。父様を…か」
さっきとは少し違う表情で伽耶さんが考え込んでいる。
マレヒトさんの名前を出したのはやっぱりまずかっただろうか。
「伽耶さん?」
「いや、分かった。やってみよう」
「あ、はい。じゃあ、いったん外に出ますから」
「うむ」
パタン、と軽く音を立てて外に出る。
廊下には誰もいない。
もし、誰かから見たら変な光景だろう。自分の部屋から出たと思ったら、ノックしてまた入るのだ。
(まぁ、伽耶さんが世間のことを学ぶため、と思えば、な)
雑念を振り払って、扉に向き直る。
(コンコン)
さっきと同じように返事は返ってこない。そのまま自分の部屋の扉を開ける。
「お帰りなさいませ、旦那様」
先ほどとはまったく違うセリフで迎えてくれた伽耶さん。
床に膝を折って正座し、三つ指を突いて深々とお辞儀をしている。
ゆっくりと頭を戻した伽耶さんが柔らかく微笑む。
金髪の少女(年齢はともかく)が和装で、というギャップはむしろ伽耶さんだからか、違和感なくはまっていた。
「いかがなさいました、旦那様?」
伽耶さんが、まったく動かない俺を見て小首をかしげる。
(か、可愛すぎ…)
「……おい、支倉。いい加減何か言ってくれないと、いつまでもこの姿勢になるのだが」
焦れた伽耶さんが、いつもの口調と目つきで俺をにらんでくる。
「あ、すみません…」
「まったく…お前が言った通りにやってやったというのに、その態度ではそれこそ何をやっているのか分からんではないか」
言いながら、伽耶さんが立ち上がっていつものように腕を組む。
「えっと…」
「何だ?」
「さっきのって、本当に伽耶さんですよね?」
「失礼なことを言うな、お前は。あたし以外の何者もこの部屋にはいないであろう」
そりゃそうだ。これが副会長の仮装でもない限り伽耶さん以外ありえない。
「でも…」
「まぁ、お前がそう思ったのも分からんではないがな」
顔をそらして伽耶さんが呟く。
今までの、副会長や会長、それに東儀の人たちに対する態度を自分で思い返しているのだろうか。
あの日、伽耶さんが副会長や俺たちの前で泣いたとき、初めて伽耶さんは自分の今までしてきたことに向き合うようになった。
その償いには時間もかかるだろうし、家族として会長・副会長と改めて向き合うのも大変だろう。
「お前が言ったことを少し考えたのだ。父様と同じくらい大切な人を迎えるつもりで、というのを」
部屋のどこかに向けられた伽耶さんの眼差しは遠くを見るように…
「あの日、父様は帰ってこなかった。だが、もし今、あの頃と同じ気持ちでお前を…迎えることができたら」
「できたら?」
「父様が帰ってきたような気持ちになれるかと思ったのだ」
多分、正確には違うのだろう。
伽耶さんはもうマレヒトさんの死を受け入れている。だけど、今でも心の底のどこかで受け入れられてなかったのかもしれない。だから、今の俺を出迎えた仕草は、そのことをちゃんと受け入れる区切りでもあったのだろう。
「…伽耶さん」
「ん、なんだ?」
俺のほうにふりむいた伽耶さんの頭にポン、と手を置いた。
「ただいま、伽耶」
あの日、マレヒトさんが伽耶さんに言えなかった言葉。
伽耶さんがずっと、250年の間ずっと待っていた言葉。
俺が言ってしまっていいのか、という気持ちもある。だけど、言いたかった。
せめて一言だけでも、これからの伽耶さんの長い償いの日々の役に立てるなら…俺はそう思った。
「………ふん。お前が父様の代わりなど、おこがましいにも程があるわ」
そういいながら、伽耶さんがそっぽを向いた。
だが…金髪の隙間に見えた、伽耶さんの耳や首筋は真っ赤に染まっていた。
「はは…、すみません」
「さて、帰るかの。そろそろ屋敷に戻らんと、夕餉の支度ができん」
「あぁ、そう言えば今は日曜日の夕食、伽耶さんが作ってるんでしたっけ」
正確には副会長の手伝いがないとまだ怪しいのだが。
「うむ………」
ちょっと考え込む仕草をしてからちらりと俺を見る。
「?」
「支倉。お前も来るか?」
「はい?」
多分俺はずいぶんと間抜けな顔をしていただろう。今の伽耶さんにとって、副会長と一緒の時間は何よりも貴重なもののはずだ。
それも伽耶さんのつくる夕食の席に呼ばれるなど、思ってもみなかった話。
「べ、別に余計なことは考えてないぞ。瑛里華が前に『支倉君にも母様のご飯、食べてもらいたいわね』と言っておったのを思い出してな」
顔全部真っ赤にしながら伽耶さんがまくし立てる。…どうやら本音は別のところにあるらしい。
「それじゃあ、お邪魔させていただきましょうか。ついでに、さっきの伽耶さんの出迎えもやりましょう」
「つ、ついでだぞ!?」
あくまでついでだと言い張りたいらしい。
相当さっきのに自信をもてたのか、それとも副会長の喜ぶ顔が見たいのか…多分どっちもだろう。
「そうだ。じゃあ、“ついでに”俺じゃなくて、会長を出迎えてもらうとか、どうですか?」
「ぶっ!!?」
「どうせ成長した姿を副会長に見てもらうなら…」
「あ、あんな男に頭を下げられるかーーーっ!!」
すぱーーーんっ、と乾いた音が俺の頭から響く。さすがに今回は身長に差があるためさほど痛くないが。
「何も叩かなくても…」
「ふん、叩かれるのが嫌なら言わなければよいだろう」
それじゃあ面白くないだろう、というのはやっぱり俺も会長に毒されたのかなぁ、とも思わなくもなく。
「はは…じゃあ、行きますか」
「言っておくが、夕餉が終わったら帰らせるからな。いくら懸想し合っているとは言え、嫁にやってもいないのに瑛里華と同じ屋根の下に寝させるつもりはないからな」
寮に住んでいる限り同じ屋根の下だと思うが…なんとも古風な話だ。これで、俺の部屋に副会長が泊まったなんて知られた日には…。
伽耶さんの言葉に苦笑しながら、先に部屋を出た伽耶さんに従って寮の部屋を出る。
『母様、まさか寮からずっとその格好で帰ってきたのっ!?』
伽耶さんが自分の格好が女中さんのままだったと気づいたのは千堂邸に着いて副会長に指摘されたときだったという…。
気づいていながら言わなかった俺が、その後どうなったかは言わないでおこう。
■なんか、当初予定の20倍くらいの長さになってしまって苦笑い、な小文でした。と言うか、まさか伽耶さんでお話を書くことがあるとは思ってませんでしたが…果たしてうまくいってるのやら。真ルートはいまだにブタベの中では消化し切れてないので、こういうお話を書くのはむしろ楽しいのかも。
○
直近のニュース。
『中国「食の安全」の責任者が自殺 ギョーザ問題に関係か』……ええと、どう考えたものだろう…。今月2日発生で、8日付で報道…うーん…。
とりあえず今年頭の事件についての、日本にとっての“真相”と中国にとっての“真相”が一致することを期待するのみです。相手が相手なだけに…。
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん