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ブタベスト

Author:ブタベスト

埼玉に生息する微えち絵描きです。時々アレな絵が出てきますのでお気をつけください。

●ブタベの絵の基本要素
制服(学園モノ・ウェイトレス服・メイド服)、黒髪ストレート・ポニーテール・ツーサイドアップ、半裸(?)

今はCanvasシリーズ(FC01)とオーガストを中心に描いてるみたいです。

●生態
なんか、最近『フリルの申し子』なる二つ名が付いたり付かなかったり(^^; 大概、絵のどこかにリボンとフリルがありますからね~。
●連絡先
scluge▲●@☆△gmail.com
▲●☆△を抜いてお送りください。なお、返信速度はあまり期待されませんよう。

SSログ
2007年8月~
『桜の中で』 (Canvas 彩)
『咲かずの桜』
 (Canvas 彩)早坂充様
『窓の月』
 (FA 瑛里華)やまぐう様
『三月七日、紗奈(さな)の日』
 (オリジナル)やまぐう様
『暑い日に紗奈と』
 (オリジナル)やまぐう様
『やどりぎ in 白鳳寮』
 (FA 瑛里華)やまぐう様
『やどりぎの枝』 (FA 桐葉)
『逃がすつもりはないから覚悟、し・て・ね♪』 
(冬のないカレンダー)早坂充様
『寂しがり屋の天使』
 (FA かなで)匿名希望様
『どっちが好き?』
 (FA かなで・陽菜)やまぐう様
『紗奈』(Full Ver.)』
 (オリジナル)やまぐう様
『紗奈』外伝 ―彼女と映画を―
 (オリジナル)やまぐう様
『幸運の羽』 (FA かなで)
『紗奈』(Short Ver.)
 (オリジナル)やまぐう様
『去年とは一味違う夏』
 (オリジナル)朝霧玲一様・ブタベ
『スケッチの裏側で』 (Canvas2)
『未来は白にも黒にも(1)』
 (Canvas2)
『エステルが浴衣に着替えたら』
 (明け瑠璃 エステル)やまぐう様
『夏の終わりを楽しむ浴衣』
 (オリジナル)
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05/27

夏が来る

Category :
「うー、こんなに暑くなってくると、君と腕が組めなくなっちゃうからちょっと残念かなー。でも、おろしたての夏服が着られるのは嬉しいよねっ♪ …ん? キミはど・こ・を、見てるのかな~~?」

この時期になると、いきなり女の子達が薄着になるので、ときどき目のやり場に困りますね(^^;

s-2009オリジナル9C
下のエントリーを書いたあと、名古屋に出かけたのですが(帰ったら力尽きました…)、その途中で、こんな感じの服を着た人の後ろ姿を見かけて描いてみました。
#後ろ姿だけだったので、正面側がどういう装飾なのか分かりませんでしたが。写真撮るわけにもいかないし、だいぶ記憶頼りなのが残念。そういえば、足元も見てませんでしたが…ブタベが描くとしたら素足にミュールか、白の短めのソックス…かな?

初夏、という季節はある意味、こういうノースリーブの服が似合う季節ですね~。あまり日差しそのものは極端に強くないので、女性陣もそこまで日焼けを気にしてないし。上のように、目のやり場には困りますが(^^;

s-2009オリジナル9A
この女の子は去年の12月にも描いた女の子ですが、そのうち又描いてみたいと思っていたので、今回の初夏用の絵に出演してもらいました。うん、やっぱりサイドポニーにツリ目は描いていて楽しいです(^^)

そういえば、ブタベのオリジナルでこういう色の髪の女の子は今までいなかったので新鮮ですね~。

ほぼ同じような服で胸を強調した絵は、やまぐうさんのSSで使っていただいたホットパンツ菜月がありましたが…余計にたゆんたゆんになってしまいました(^^; ええ、本当にブタベの悪い癖です。

FAのヒロインズにホットパンツを穿いている子はいませんが(かなでさんの部屋着はキュロットっぽい?)、またこのネタで何か描いてみたいですね。



だいぶ遅くなってしまいましたが、下のエントリーにある瑛里華の絵を、やまぐうさんに小文の挿絵として使っていただきました。いつもいつもありがとうございます。

こういう花の多い場面はやっぱり瑛里華ですね~♪ ちょっと“いたずら”な彼女が可愛いです(^^) それにしてもまぁ、孝平もまたずいぶんとカッコつけること(笑) この辺は瑛里華ルートだからかな?(真ルートでも問題ないとは思いますが)

こういうお話を読むと、それぞれのキャラに合った花を背景にした絵を描いてみたくなりますね~。定期的にこの話題をしているような気がしますが(去年の桜の時期とか?)

・瑛里華…やっぱり赤い薔薇かな? 真っ赤なハイビスカス、というのもいかにも彼女という感じがしますが。
・白…彼女の場合はすぐにヤマユリが浮かびました。水仙でもいいかも、ですね。白っぽく儚げな印象が強い花がイメージされる模様?
・桐葉…菖蒲…かなぁ。古い人のイメージがあるからどうしても『刀』のイメージのあるこの花になるけど、ほかにもいい花はありそうな気が。
・かなで…最初に浮かんだのは向日葵、そのあとパンジー。オレンジ色や黄色の強い花で、やっぱり春夏のイメージなのかな、と。
・陽菜…彼女が一番難しかったです。ヒヤシンスが一番イメージが近いけど、なんとなく春のイメージな女の子ではない気がします。んー、撫子…かな。スズランもいいかなぁ。

ちなみにブタベは花言葉の類はまったく知らないので、その辺は考慮してません~。



で、上でも名古屋にいったことは書きましたが…駅前のいつものドラッグストアに行ったら…『あるじゃねーか、マスク!!?』(笑)

やー、滋賀(大津方面で豚インフル発生)が近いせいか、大垣周辺では軒並みマスクが売り切れ状態なんですが…名古屋ではワゴンセール状態でした。なに、この地域格差(^^;

店員さんと若干お話したのですが、どうも先週末(土曜日?)辺りから売れ行きが鈍って、今も品薄だけど売り切れるほどではないらしいです。弱毒性、というのが知れ渡ったのかも、ということですが、まぁ、パニックが収まったのでいいことかもしれませんね。

ただ、『マスクはあくまで補助的手段として、手洗いうがいの徹底のほうが効果がある』という話でした。売る側がこういう話をするんだから、医学的にも正しいんだろうな、と思います。ブタベも商売柄、不特定多数のお客様と会うことになるので、しっかり手荒いうがいをして仕事していこうと思います。
 
05/25

ホッチキスで 綴じちゃおう

Category :
「き、キスで口をふさいじゃう、なんて、どうしてそんな大胆なこと言うのっ!? …って、違う?  あ、また人を馬鹿にしてる~。そういうこと言う君の口はこーしてふさいじゃうよっ!!」

実行してしまえば間違いも本当になります(を

「けいおん!」 第08話、全部ではないですが、ちらりと見ました。妹さんの短めポニテが可愛いですね~。
こういうポップなノリのアニメーションは、個人的には久しぶりかも。中学時代にドラムをやってた身としては懐かしいです(ミスチルの曲の譜面が難しくて死にそうでしたが)。13話完結なら、もう三分の二を過ぎるけど、ずいぶん急ぎめだなぁ、と思いつつ。

「私の恋はホッチキス」そのうちフルで聴きたいですね(^^)



s-朋香23B
「まったくもう…年上の彼女にこんな格好をさせるなんて…困った子ね♪」

ちょっと前に描いたフォーチュン・アテリアル美術部部長・葛城朋香です。同じ年上で、オーバーニーを履いてるはずなのに、かなでさんとはえらい色香の違いです(笑) ショーツを紫にしたのは単なる気まぐれだったのですが、妙に似合うのが不思議。

同じ構図でほかのヒロインで描くなら、やっぱり瑛里華だろうけど…誰かさんの最近のSSの影響で、多分『苺のアレ』になるでしょうね~(笑) 孝平、いつの間に苺が趣味になったのやら(を



s-さな子2B
こちらはオリジナルの絵。以前のオリジナルSS『十六夜』のサブヒロイン、皆川さな子の設定用立ち絵です。ブタベにとっては唯一のツーサイドアップに黒ニーソのオリジナルになることに気づいた不思議。どうして結った髪にリボンがついてないのかはいまだに分かりませんが…元々のデザインラインが篠宮悠姉さんだから、でしょうか(正確には悠姉さんプラス美咲彩、です)。

同じ女の子を描いているはずなのに、ここまで雰囲気が違うとちょっと困りモノ、ですね。



では、ちょいと出かけてきます~。レスなどはそのあとにでも。
 
05/19

ストロベリーもたまには

Category :
「えっとえっと、き、キミがそのほうがいいって言うのなら…子どもっぽいけど、穿いてきてもいいよ? その代わり…風が吹いたときはちゃんとキミが守ってくれるんだよねっ」

『苺』はある意味、男のロマンです(笑)

昨日の深夜、仕事帰りに行きつけのマクドナルドに寄って、マックフルーリー ストロベリーを食べてきました(ブタベは新味が出るたびにフルーリーを食べる癖があります)。ブタベは“&アポロ”で食べたのですが(裏メニューですが)、ソフトクリームのミルク味とイチゴの甘酸っぱい味の組み合わせは今まで食べたフルーリーの中でも一番かも。果肉がちょっと大きいかな、とも思うのですが、こういう手合いが好きな人にはちょうどいいかも、ですね。

#Mcといえば、例の給付金がらみの件がありますが、買う人がどれくらいいるのやら。マクドナルドで2万円も食事するって…どれだけメタボなんですか。



s-瑛理華25A
早坂さんの『旧古河庭園春の薔薇フェスティバル 写真館』の写真を見て、ズバッと描いてしまった千堂瑛里華。なんだか、監督生棟を思い浮かべるとブタベはどうしても瑛理華がイメージされるっぽいです。

去年の9月に旧古河邸に行ったときは修智館の制服な瑛里華を描いたので、今回は外出着になりました。華やかさならやっぱり瑛里華ですね~♪

それにしても…今年も薔薇フェスティバル(夜間公開)に行けませんでした…う~ん。やっぱりこの辺は関東にいないとつらいですね。いったいいつ関東に戻れるのやら…。

#先日、リィンフォースのフィギュアが再販されたとき、アマゾンで即注文して実家に発送してもらっていたのですが…いまだに見ることもできてないのがちょっと困りものです。



短く私信です。

マクさん>
ブタベが一番好みなのは里衣子さんなので、どうやっても力が入るのですよ~(笑) というか、当初は里衣子さんだけ描こうかな、と思ってたくらいなので。

彼女達が今後どう動くのか、ブタベも楽しみです~。何か描けたらいいなぁ、と思いつつ。

朝霧さん>
>イメージどおりの絵になっていて
そう言っていただけるととても嬉しいです。
イメージに近いのはきっとブタベが朝霧さんの文章が好きだからでしょう(^^)

>『みずかべ』の那波ちゃんも
そうですね~。あの明るさもありそうですね。最初から那波があのキャラクターだったらブタベももっと『水月』を描いてたかなー、と思うのですが、それだと『水月』の意味がないんですよね(^^;
#一番好きなのは花梨だけど、どうやっても花梨は描けないので諦めてたり。

>メモワールはそれ以外の時期なのかな?
今は『冬ない』はお休みの時期のようですね~。
メモワールは誰が書いてもいいネタなので、朝霧さんも是非に<マテ

ふみぃさん>
>・・・普通に惚れそう
祐介君相手なら、きっと『ねぇねぇ、お姉さんと“ふりん”してみよっ♪』と春乃さんがからかってきそう(笑)



ちょいと都合で、国道258号線を下って、海津市の入り口まで片道15キロほど車で走ってきました。

大垣インターより南側は、本当に水郷と言えるぐらい、川が入り組んでいて(揖斐川・水門川・牧田川の合流地点)、田んぼだらけなのに景色に変化があって走っていて楽しい場所でした。田んぼや輪中ののど真ん中に神社の社があるのはこの地方特有のようで…いつか、機会があればその辺の成り立ちとか調べてみたいですね。

ただ、連続運転はやっぱり20分程度が限界のようで…寮まで帰ってきたところで疲れ果てました(^^;
 
05/13

Original Short Story 彼女たちのメモワール(回想録) ~春乃~ ”酒杯”

Category :
先日(4月25日)に掲載いたしました、某ストーリーの外伝的なお話、同じ作者さんからもうひとつSSを頂きましたので、早速掲載させていただきます。はい、今度はあのママさんのお話です(^^)

例の謎についてはSSの後にでも。色々とご紹介いたします。



Original Short Story 彼女たちのメモワール ~春乃~ ”酒杯”

「お酒っていつから美味しく感じるようになったんだろう」
 私の独り言に答える人は居ない。
 いや、正確にはさっきまで居たのだけど・・・
「すーすー」
 朱音ちゃんはソファで寝むっていた。
 酔いつぶれるほど飲んでないと思うんだけどなぁ・・・
 私はそっと毛布を掛けてあげる。
 暑い日が続いてはいるけど、眠ると体温は下がってしまう。
 ちょっとしたことで風邪をひいてしまうから。

「朱音ちゃんに限ってそんなことはない、かな」
 私はコップに残ってるお酒を一口飲む。
 辛いような甘いような日本酒独特の味を味わいながら飲んだ。

s-春乃1

「お酒の味も朱音ちゃんが教えてくれたんだっけ」


 私の半生は朱音ちゃんとともにあった。
 あれは高校入試の時だった。
 私は地元の中学でいじめられていて、それから逃れるように遠くの高校を受験した、その入試で隣に座ったのが朱音ちゃんだった。

「あれ・・・消しゴムが無い」
 受験の準備はしっかりしたつもりだった。
 鉛筆はたくさん持ってきたし鉛筆削りもある。それなのに消しゴムが見あたらない。

「どうしよう」
「ん? どうしたの?」
 その時隣にいた女の子が声をかけてきた。
「あ・・・なんでもありません、ごめんなさい」
「・・・そーは見えないんだけどなぁ、お姉さんに事情を話しちゃいなさいって」
 お姉さんって、受験してるんだから同い年だとは思うんだけど・・・
 でも確かに雰囲気はお姉さんっぽかった。
「実は・・・」
「・・・そっか、それじゃぁ」
「あっ!」
 彼女は自分の新しい消しゴムを真ん中で半分に割った。
「困ったときはお互い様よ、はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます!」

 その高校には合格して春から通うことになった。
 そして同じくラスに彼女は居た。
「あ、あの・・・この前はありがとうございました」
「ん? あー、消しゴムの子ね、受かってたんだ、おめでとー」
「ありがとうございます、それで、これを・・・」
 私はこの春から使うつもりで用意した消しゴムを出した。
「この前の消しゴム、お返ししますね」
「んー、あれはあげた物だから別に良いんだって」
「でも、やっぱりちゃんとしたのをお返ししないと」
「・・・キミって真面目だね。私は朱音、貴方は?」
「私は・・・」

「そっか、それじゃぁ春乃って呼ぶわね。それじゃぁ友達になった印に」
 そう言うと朱音ちゃんは私の差し出した消しゴムを半分に折った。
「確かに、返してもらったわよ、ね?」
「・・・はい!」
 今までにあったことのないタイプの人だった。

 それからの3年間の高校生活は今までとは違ってとても楽しかった。
 私は朱音ちゃんにいろんな所に連れられた。
 ちょっとした旅が好きな朱音ちゃん、私は歴史が好きだったから、その旅で見つけた古い建物や遺跡を見て回ったりもした。
 今まで本でしか見たことのない昔の建物や遺跡を朱音ちゃんは一緒にまわってくれた。


 そしてこのころの私は以前のいじめられてた私とはまるで別人のように
 明るくなっていた。
「春乃って朱音にべったりよねぇ、出来てるの?」
 他の友達にそう尋ねられた。
「出来てるって何が?」
「もぅ、春乃ったら・・・」
「駄目よ、春乃は私のだから」
「はいはい、私は手を出さないから安心して、朱音」
「あ、朱音ちゃんったら・・・」
 
 同じ大学に進学して、中学の時の同級生にあった。
「あ・・・」
「・・・なんだ、同じ大学なんだ」
 その一言に私の身体がすくむ。
「ちょっと、貴方は春乃の何なの?」
 朱音ちゃんがその子の前に立つ。
「何って、ただ同じクラスだっただけよ」
「そう、それじゃぁただの他人ね。春乃、行きましょう」
「何、貴方のその態度。むかつくわね」
「別にぃ、だって私は貴方と関係ないもん。私はただの、春乃の親友なだけだから」
「親友? この子の友達だっていうの? へぇ、そんな物好・・・ひっ!」
 突然言葉を飲み込む中学の時の同級生。
 私の立っている位置からだと朱音ちゃんの顔は見えない。
「私の親友をバカにすると許さないわよ? それじゃぁいきましょう、春乃」
「え? あ、うん・・・」

「もぅ、なんなのよ、あの子は。私の可愛い春乃にけちつけてさ」
「えっと、その・・・」
 たぶん朱音ちゃんは私の過去を察してくれてると思う。
「あ、いいのよ春乃。私は今の春乃が大好きだから」
「・・・ね、朱音ちゃん」
「何?」
「この後ちょっと時間ある?」
「・・・いいわよ、今夜はつきあってあげるわ」

 その日、朱音ちゃんの部屋でお酒を飲みながら語った、私の過去を。
「それだけ?」
「・・・ごめんね、朱音ちゃん。ずっと隠してて」
「なんで謝るのよ?」
「だって」
「あー、もういいの。それは過去でしょ? 今の春乃はどうなのよ?」
「今の・・・私?」
 今の私は・・・
「幸せだよ」
「ならいいんじゃない。ほら、せっかくだから飲もうよ!」
「私は日本酒はちょっと・・・」
「よし、それじゃぁお姉さんのとっておきを出しちゃうぞ!」
 このときのお酒の味は一生忘れられないと思う。


「ただいま~」
「お邪魔します」
 玄関の方から二人の声がする。
「ただいま、お母さん」
「お邪魔します」
「こら、祐介君。お邪魔しますじゃなくて、ただいまでしょ?」
「・・・お邪魔します、おばさん」
「もぅ、おばさんじゃなくてお義母さんでしょ?」
 おなじみのやりとりをする私。
 この辺は朱音ちゃんに見習って、というかノリでそうなってしまった所だった。
「あ、やっぱりおふくろこっちに来てたんですね」
「そうよ、祐介君。お母さんいぢめたの?」
「いじめてないです、どっちかというと俺の方が被害者ですから」
 娘の雪奈は今日は祐介君とデートの日だった。
 たまにはふたりっきりってのもいいかなって思って私は手を引いたけど、お祭り好きの
 朱音ちゃんはどうせ付いていこうとしたのだろう。
 それを息子の祐介君に見つかって追い返されたのだろう。
「春乃~、いる? 飲もう!」
 そう言って私の家に来た朱音ちゃんを見れば想像がつく事だった。
「おばさん、おふくろ連れて帰りますね」
「何もそんなに急ぐこともないわよ、祐介君。もう少し寝かせてあげなさいな」
 幸せそうな寝顔を見ているとずっとそうしていたくなる。
「雪奈、ご飯は食べてきたの?」
「ううん、食べてないよ~」
「よし、祐介君。今日は家で食べていきなさいな。晩ご飯が出来る頃には朱音ちゃんも起きると思うから」
「・・・間違いなく匂いに釣られて起きますよね、おふくろ」
 はぁとため息を付く祐介君。
「ふふっ」
 なんだかそれがおかしくなって笑ってしまう。
「よし、今日も腕によりをかけて作るわよ。雪奈は祐介君を接待しててね」
「接待って・・・」
 更に疲れた顔をする祐介君をリビングに置いてキッチンへと入る。
「祐介君なら大丈夫だから一緒に作ろう、お母さん」
「そうね、朱音ちゃんが起きたときの事を考えると人身御供は必要よね♪」
「そうだね、お母さん」
「よし、それじゃぁ始めるわよ!」
「りょーかいだよ、お母さん!」

 いつかは娘とも飲むことになるのかな。
 それはきっと雪奈がお嫁に行くときだろう。
 その時は朱音ちゃんが私に振る舞ってくれた、あのお酒を振る舞おう。
 忘れられない思い出と一緒に、ね。




はい、というわけで、もう一人のママさん、春乃さんのお話でした。いつもの明るい彼女の背景にはこういう過去もあったんだなー、と絵描きとしてはしみじみと思ってしまいます。でも、朱音さんと一緒にいたら、どんなに落ち込んでても(無理やり)元気になってしまいそうですね~。

それにしても、本気で怒った朱音さん…怖そうです(汗)

ちなみに、朱音&春乃の学生時代の制服案、募集中(笑) 娘さんはブレザーなので、セーラー服タイプの方がいいかしらん?



前回のメモワールから2週間ほど経ってしまいましたが、種明かしをいくつかさせていただきます。

もうお分かりの方もいらっしゃるかとは思いますが、この『彼女たちのメモワール』というシリーズは早坂充さんのオリジナルストーリー『冬のないカレンダー』の外伝ストーリーになります。
#ちなみに、『メモワール』の作者名は作者さんのご要望で、内緒、ということになっています(^^; 理由は『そのほうが面白いから』だそうですが…。

さて、ここで『冬のないカレンダー(略称:冬ない)』『彼女たちのメモワール(同:メモワール)』の登場人物についてご紹介を。

s-雪奈
深浦雪奈(ふかうらゆきな)
『冬ない』のメインヒロインです。彼氏の祐介君大好きボケボケ女の子。学校での成績は悪くないそうですが、勝負事にはめちゃくちゃ弱く、思い込みで暴走したり、ママさんに仕込まれた知識を元に思わぬ行動を祐介に仕掛けたりと、色々ドタバタを見せてくれます。ことあるごとに祐介に頭をわしづかみにされ『えぅ』とうめき声をあげること多数(笑)

元々はブタベが『よし、冬だから、ブタベの大好きな白いコートにおっきな帽子、マフラーを巻いた女の子を描こう』と思って、勢いでできた絵がこの娘さんの発端です。まさか二年経ってもこの娘さんを描いているとは思いもしませんでした。お義父さん(笑)はびっくりですよ?


s-祐介
苗穂祐介(なえぼゆうすけ)
『冬ない』の主人公君。幼馴染で彼女な雪奈とお姉さんズママさんズに振り回される、女難の相ありまくりの男の子です(笑) 雪奈と二人きりのときは意外に男らしく、大胆な行動に出ることもあります。以前、雪奈からプレゼントされたロングマフラーを大切にし、機会があるごとに雪奈と一緒に巻いてバカップルぶりを世間に見せ付けては公害を振りまいてます(を

ある意味こういうお話のお約束的な主人公、でしょうか。女性でいつも苦労している分(笑)、おムコさんに行っても立派に主夫ができることでしょう~。


s-春乃
深浦春乃(ふかうらはるの)
通称・雪奈ママ(笑) いつも明るくホンワカしていて、一日一回は祐介に『いつお婿に来てくれるの?』と訊くことが日課になってるお義母さん(を 今回のお話で、朱音との出会いも明かされましたが…毎日幸せそうですね~。この人をお嫁さんにした旦那さん(単身赴任中)もきっと幸せなはず。それにしても若いです(^^;

デザインラインは、雪奈を基本にして、やや髪を長く、胸を大きめにしています。フェミニンなロングスカートを愛用している辺り、“優しいお姉さん”的なイメージの強い方ですね。水着では意外に大胆ですが。

s-朱音
苗穂朱音(なえぼあかね)
祐介ママ、ですね。常にハイテンションで、息子の祐介&雪奈の愛をお邪魔応援することをいつも楽しみにしています。出会いのときから今まで、親友の春乃のお姉さん的存在。出張続きの夫をとても愛していて、時々出張先に出かけてはデートをしているとか。前回の『メモワール』では意外な過去も明らかになりましたが、芯の強さは今も変わらず。今日も今日とて祐介君を弄り回すのです(を

ある意味で、このシリーズ全体のお姉さんな女性ですね。デザインラインについてはあまり深く考えてませんでしたが、『夜明け前より瑠璃色な』の穂積さやかさんがもうちょっとハイテンション&パンツスタイルになったらどうなるかな、と考えつついつも描いてます。パンツスタイルな女性はめったに描かないので、前回の絵はとても楽しかったです。
シリーズ内のヒロインの中では一番胸が大きいのも朱音さんの特徴でしょうか(笑)

春乃・朱音の名前についてはブタベが考えたのですが、朱音さんについては元ネタがはっきりしていて、声優の友永朱音さん(個人的には桜塚恋や仲里ひかりの声優さん、ですね)です。春乃さんは…多分『春の雪』(日本映画)辺りから…かと思うのですが、ブタベはその映画は見てないんですよね(^^;
※二人の苗字、および雪奈・祐介の名前はひでやんさんの考案です。



『彼女たちのメモワール』は『彼女たち』と付けたとおり、雪奈以外のヒロインのお話、という形になるかと思います(この辺はSS書きさんの匙加減しだいですが)。

というわけで、この絵になります(笑)

s-冬ない西脇和葉1

早坂さんの『originalshortstory 冬のないカレンダー #15 「二日遅れのホワイトデー、だね」』の冒頭に出てくる、雪奈・祐介のクラスメートさん(のイメージ)です。次に出てくることがあるのか、ブタベには分かりませんが…(ばく

デザインラインははっきり言って、千堂瑛里華です。彼女の髪を二つに分けて結んだらどうなるかなー、という試行錯誤で偶然この娘さんになりました。本編でも雪奈・祐介をいじくって楽しんでいる模様ですが・・・もし、彼女が本当に恋をする番になったら…きっと瑛里華同様、戸惑うんだろうなー、と勝手に絵描きの側で楽しんでたり。なんとなく、クラスでもいいんちょ的な立場で、いつもみんなをドタバタに巻き込んでるような感じがしますね~。

 「ふっふっふっ。いーこと思いついたっ♪」

そんな感じの声が聞こえてきそうだったらブタベの狙いは成功です(^^) なんとなく、声のイメージは沢城みゆきさんなんですが…はてさて。



で、恒例(笑)のブタベの現状コーナー。体調はいつもどおりで、今日、お医者さんに行っていつもの薬(睡眠薬と精神安定剤)および、追加で消化促進剤(どうにも食欲が湧かないので。20時間食べなくても食欲がわかないのはまずいだろ…)をもらってきました。

で、GWが空けたらいったん実家のほうに戻ろうかなぁ、とおもっていたんですが…店舗…というか店長がらみでとんでもない事態になってしまったので(ここで書けないくらいの事態です)、しばらくは岐阜に張り付く見込みになってしまいました。やれやれ(^^;

#ただ、実家に帰らないせいで、往復の25’000円分の旅賃が浮くわけだから、お財布には優しいんですよね。前は三ヶ月に一度は帰ってましたが、半年以上帰ってませんねぇ。
 
05/11

彼女たちの見解

Category :
「ふふ…わたしが君のことをどう思ってるのか知りたいって? う~ん…教えてあげても良いけどー…簡単に教えちゃつまんないでしょ? わたしのしてほしいって思ってるところにキスしてくれたらいいよ♪ 選択肢は三つ、1.おでこ、2.ほっぺ、3.くちびる。さー、どこにする?」

ハズレがあるのかどうかはともかく(笑)

恋愛ゲームでは、ヒロイン達の気持ちがどう主人公に伝わるか、その過程が肝でもありますよね。三角四角関係だとややこしくなってしまいますが(^^;



s-花見月の夜に

朝霧玲一さんのオリジナルSS「花見月の夜に」 のヒロイン三人のイメージ絵を描かせていただきました。
※イメージ絵といっても、ブタベが三人を想像して勝手に描いて朝霧さんに送りつけて、「イメージ絵」として許可を頂いたのですが(^^;

向かって右側が、主人公・睦月の姉、葉月さん。お仕事中はまじめな先生で通ってるけど、家にいるときは弟をいたぶる暴君なお姉さん、ということで(<マテ)、ラフな部屋着の格好を描かせていただきました。なぜか一番の巨乳だったりします。

#なぜかクラナドの椋みたいな感じになってしまいましたが、後から気づいたので修正は諦めました(苦笑) でも、ノリとしては杏に近いかな、と思いつつ。

真ん中はコンビニオーナーで可愛いお姉さんな、桜美里衣子さん。お嬢様タイプ、ということで、分かる人には分かる某ヒロインがモチーフになっております(笑) 気分によって髪形が変わるみたいですが、次はどんな彼女が見られるのでしょうか。
#コンビニの制服は完全にブタベの趣味です。あまりフリフリにしてもまずいけど、可愛くなくちゃ面白くない、そんな感じでこのデザインになりました。スカートがプリーツタイプか、タイトかは今のところ不明(^^;

#ところで、睦月君はうなじフェチの趣味でもあるのでしょうか(えー

左側が最後に登場した、謎の黒髪美少女さん。物語の都合上、描写はあまりありませんが、雰囲気とセリフだけで描くのには十分な材料がありました。実は彼女が一番描きやすかったり。現時点での具体的なキャラクターイメージは『水月』の那波…でしょうか。もうちょっとアッパーな感じがありますが、さてさて。

#服は全体的に白のイメージらしいです。白ゴスロリは描いたことがないので、いつか描ける日が来るのを楽しみにしています。なんとなく、『ヨスガノソラ』の妹さんの私服っぽい感じのイメージでしょうか。

それにしても、三人いっぺんに描くのは久しぶり、多分オリジナルでは初めて、だったのでとても楽しかったです。久しぶりの更新がこういう絵になったのは、あまり絵を描けない反動なのかも、ですね。



というわけで、ずいぶんと久しぶりの更新です。いつの間にやら五月も中旬になってしまいましたが…(^^;

ブタベは順調に体調悪化進行中です。昨日も4回くらい吐きながら仕事してましたが…明らかに顔色悪い状態の人間に『やる気がないなら帰れ』と言える上司も不思議です。

おとといは店までの4キロくらいで2回くらい意識が切れて脱線しかけましたが…(一度はガードレール寸前、もう一度は水田寸前)、そろそろ、大垣市中を流れてる水門川の川底に沈むマーチが見られるかもしれません。や、見たくはないですが。

それにしても、ブタベもよく事故らないよなぁ…謎です(を



今日は一応お休みだったので、16時ごろに起きだしてテレビをつけて絵描きをしながら見ていたのですが、いきなりテレビが騒ぎ出したと思ったら、小沢民主党代表辞任の報。

辞任自体はブタベにとってはどうでもいいことなんですが…“辞任会見”だというのに薄ら笑いを浮かべて登場したときは愕然としました。いかにも『俺は何も悪いことやってない』ということを言いたいんでしょうけど(実際、『報道』に対する文句を言う場面が多かったですが)、テレビの向こうにいる有権者を見てないのがよーく分かってしまって(最初から分かってましたが)、余計に政治が面白くなくなりました。

まぁ…次の総選挙がどうなるのか知りませんが、こういう輩でも当選させるんでしょうね…岩手県民は。角栄政治の残り火はまだここにある、ということでしょうか。



小室哲哉一審判決。とりあえず、だいぶ情状酌量されたことに安心しました。かなりギリギリのラインの判決だったようですが…、ともかくもあの人が、これからどんな音楽を作るのか、ということが楽しみでもあります(二審・三審があるかも、ですが)。

 “Running to Horizon”

彼はこれからどんな地平を目指すのか、ぜひ見てみたいです。
 
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