10/09
【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「独占の夜」 by やまぐう様】
Category : 絵
以前、こちらのブログで載せました、さやかの絵に、やまぐう様がお話をつけていただきました。
実は、結構前にこの文章をいただいていたのですが、ブタベがドタバタしていた関係で掲載させていただくのが遅れに遅れて、今日になってしまいました。本当に申し訳ありません。
9月初旬の早坂様のさやか文章と同じく、-if-の麻衣文章の後日談、という形になります。
♯ええと、早坂様が『あけるり』の二次創作で、ブタベの絵がその二次創作で、その絵がきっかけでできたやまぐう様の文章は…いったい何次創作なんでしょう(笑)
同じ絵とネタでも、違う人が書くと、こういう風になるんだなぁ、ととても面白く読ませていただきました(^^) 物書きでないから呑気に言える、という感じもしますが(を
【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「独占の夜」 by やまぐう様】
「こういう日があるのって、嬉しいわ」
姉さんが声に艶を含ませて、語りかけてくる。俺の部屋の時計は、そろそろ真夜中という数字を示している。
今日の昼間、俺は麻衣と川原でふたりきりになった。フルートの演奏を聞きながら月を見て語らうという、兄妹にふさわしい健全な時間を過ごした。
ところが姉さんは、そんな形で俺を独占した麻衣を妬んで、私もそうしたいと交渉をはじめた。
妬んだといってもそれは形だけ。夜の時間を麻衣に要求した姉さんも、「しょうがないなあ」と答えた麻衣も楽しそうに笑っていた。
姉さんと一対一で交わったのは、いつ以来だろう。姉さんだけを見て、姉さんだけに愛を注ぎ、肉感的な体を思うがままに貪って、熱い思いをのせた精液をしたたかに放った。確かに、こういう日があるのはいい。

姉さんはパジャマの上だけをだらしなく羽織る、なんとも煽情的な格好で、甘い語らいに臨んでいる。乳首隠して谷間丸見えという、俺の欲情を煽りに煽る媚態であどけなく身を寄せてくる。一戦終わったばかりなのに肉欲が疼いて仕方がない。息子はたっぷりと出したことなど忘れたかのように猛々しく隆起している。
すっと手を伸ばし、頬から首筋、細い肩を撫でた。「あふぅん」という吐息混じりの艶声を引きだして。
「こういう日ばかりになったら、どうする?」
「……意地悪なことを聞くのね、達哉くんは」
姉さんは眉根を寄せ、唇を尖らせた。
こういう日ばかりになるということ。それは俺と姉さんだけが結びつくということ。愛しあう関係に、麻衣の存在がなくなるということ。
俺たちは三人で愛しあい、生きていくと決めた。でも姉さんだって麻衣だって、俺を独り占めしたい欲望をすっかりと消し去ったわけじゃないはずだ。男女一対一という自然な形への憧れはまだまだ残っているはず。
姉さんは、心なしか、背筋を伸ばしたようにきりっと、
「これからずっと麻衣ちゃんも、いっしょよ」
色気を抑えて静かにつぶやく。
そんな姉さんの顎をそっと持ち、
「わかってるさ。でも、姉さんがそんな格好で誘惑してくるから、ちょっと意地悪したくなったんだ」
軽く触れあうキスでご機嫌を取る。
手を下げて鎖骨の窪みを指でさすり、滑らせて丘の裾野へと迫っていく。露出している肌の滑らかさを楽しみ、谷間へ潜らせてくすぐった。
「こういうのは、達哉くんの好みじゃないかしら?」
ぱっちりした睫毛が揺れた。瞳に淫情と媚びが戻っている。しなやかに身をくねらせて、いっそう劣情を煽ってくる。
「ばっちりすぎて、我慢できない」
胸の谷間だけでなく、むっちりしたお尻の丸みまで晒しているのだから、よくもまあこんな会話を続けて我慢しているものだと自分でも感心するくらい。
「もっと、楽しみましょう。今夜は、私が達哉くんを独占していいんだから」
「俺が姉さんだけを求めていいんだから」
麻衣に心で詫びて、俺は姉さんだけを見る。
パジャマを剥ぎ取り、覆いかぶさって姉さんのなかに埋没する。恋人のあられもない嬌声を耳に心地よく聞きながら、熱い襞肉にくるまれる至福のときを過ごす……。
三人で一緒に生きていくことを選択した達哉たちだけど、時々は独占したいという女性の本能も頷ける気持ちでもあります。絶対的な答えはないけれど、今の彼女たちにとってはとても自然な形。きっと幸せになれるはず…。
微妙に18禁にしようか全年齢にしようか迷ったのは内緒です(笑) 本番もないのになぜこんなに艶やかなのか~。
○
例によってPC移行中…なんかうまくまとまらず四苦八苦。まだ外付けのキーボードを接続して
ないので、タッチパッドが邪魔でなりません(笑) プリンタもつないでないので、絵も取り込めず…う~ん…いつになったら本格稼動できるのやら。来週の休みは…たぶん無茶な日程になってつぶれるし…ぐむむ。
そして、新PCということで、またまた誤字だらけになりそうな予感。まぁ…さすがに朝霧達哉を“達也”にするミスはもうしないと思うのですが…(^^;
♯瑛理華の名前だの、修智館だのの用例辞書登録が面倒くさい~。
○
福岡の鷹の頭は、秋山さんになりそう。現役時代の印象は、スマートだけどパフォーマンスのよく似合う選手、という感じでした(ホームインのときのバック宙(転?)の印象が強いのかも)。
今季の成績から考えて、14年前のホークスに戻った感もあるチーム。さて、46歳の若き監督はどう指揮を執る?
実は、結構前にこの文章をいただいていたのですが、ブタベがドタバタしていた関係で掲載させていただくのが遅れに遅れて、今日になってしまいました。本当に申し訳ありません。
9月初旬の早坂様のさやか文章と同じく、-if-の麻衣文章の後日談、という形になります。
♯ええと、早坂様が『あけるり』の二次創作で、ブタベの絵がその二次創作で、その絵がきっかけでできたやまぐう様の文章は…いったい何次創作なんでしょう(笑)
同じ絵とネタでも、違う人が書くと、こういう風になるんだなぁ、ととても面白く読ませていただきました(^^) 物書きでないから呑気に言える、という感じもしますが(を
【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「独占の夜」 by やまぐう様】
「こういう日があるのって、嬉しいわ」
姉さんが声に艶を含ませて、語りかけてくる。俺の部屋の時計は、そろそろ真夜中という数字を示している。
今日の昼間、俺は麻衣と川原でふたりきりになった。フルートの演奏を聞きながら月を見て語らうという、兄妹にふさわしい健全な時間を過ごした。
ところが姉さんは、そんな形で俺を独占した麻衣を妬んで、私もそうしたいと交渉をはじめた。
妬んだといってもそれは形だけ。夜の時間を麻衣に要求した姉さんも、「しょうがないなあ」と答えた麻衣も楽しそうに笑っていた。
姉さんと一対一で交わったのは、いつ以来だろう。姉さんだけを見て、姉さんだけに愛を注ぎ、肉感的な体を思うがままに貪って、熱い思いをのせた精液をしたたかに放った。確かに、こういう日があるのはいい。

姉さんはパジャマの上だけをだらしなく羽織る、なんとも煽情的な格好で、甘い語らいに臨んでいる。乳首隠して谷間丸見えという、俺の欲情を煽りに煽る媚態であどけなく身を寄せてくる。一戦終わったばかりなのに肉欲が疼いて仕方がない。息子はたっぷりと出したことなど忘れたかのように猛々しく隆起している。
すっと手を伸ばし、頬から首筋、細い肩を撫でた。「あふぅん」という吐息混じりの艶声を引きだして。
「こういう日ばかりになったら、どうする?」
「……意地悪なことを聞くのね、達哉くんは」
姉さんは眉根を寄せ、唇を尖らせた。
こういう日ばかりになるということ。それは俺と姉さんだけが結びつくということ。愛しあう関係に、麻衣の存在がなくなるということ。
俺たちは三人で愛しあい、生きていくと決めた。でも姉さんだって麻衣だって、俺を独り占めしたい欲望をすっかりと消し去ったわけじゃないはずだ。男女一対一という自然な形への憧れはまだまだ残っているはず。
姉さんは、心なしか、背筋を伸ばしたようにきりっと、
「これからずっと麻衣ちゃんも、いっしょよ」
色気を抑えて静かにつぶやく。
そんな姉さんの顎をそっと持ち、
「わかってるさ。でも、姉さんがそんな格好で誘惑してくるから、ちょっと意地悪したくなったんだ」
軽く触れあうキスでご機嫌を取る。
手を下げて鎖骨の窪みを指でさすり、滑らせて丘の裾野へと迫っていく。露出している肌の滑らかさを楽しみ、谷間へ潜らせてくすぐった。
「こういうのは、達哉くんの好みじゃないかしら?」
ぱっちりした睫毛が揺れた。瞳に淫情と媚びが戻っている。しなやかに身をくねらせて、いっそう劣情を煽ってくる。
「ばっちりすぎて、我慢できない」
胸の谷間だけでなく、むっちりしたお尻の丸みまで晒しているのだから、よくもまあこんな会話を続けて我慢しているものだと自分でも感心するくらい。
「もっと、楽しみましょう。今夜は、私が達哉くんを独占していいんだから」
「俺が姉さんだけを求めていいんだから」
麻衣に心で詫びて、俺は姉さんだけを見る。
パジャマを剥ぎ取り、覆いかぶさって姉さんのなかに埋没する。恋人のあられもない嬌声を耳に心地よく聞きながら、熱い襞肉にくるまれる至福のときを過ごす……。
三人で一緒に生きていくことを選択した達哉たちだけど、時々は独占したいという女性の本能も頷ける気持ちでもあります。絶対的な答えはないけれど、今の彼女たちにとってはとても自然な形。きっと幸せになれるはず…。
微妙に18禁にしようか全年齢にしようか迷ったのは内緒です(笑) 本番もないのになぜこんなに艶やかなのか~。
○
例によってPC移行中…なんかうまくまとまらず四苦八苦。まだ外付けのキーボードを接続して
ないので、タッチパッドが邪魔でなりません(笑) プリンタもつないでないので、絵も取り込めず…う~ん…いつになったら本格稼動できるのやら。来週の休みは…たぶん無茶な日程になってつぶれるし…ぐむむ。
そして、新PCということで、またまた誤字だらけになりそうな予感。まぁ…さすがに朝霧達哉を“達也”にするミスはもうしないと思うのですが…(^^;
♯瑛理華の名前だの、修智館だのの用例辞書登録が面倒くさい~。
○
福岡の鷹の頭は、秋山さんになりそう。現役時代の印象は、スマートだけどパフォーマンスのよく似合う選手、という感じでした(ホームインのときのバック宙(転?)の印象が強いのかも)。
今季の成績から考えて、14年前のホークスに戻った感もあるチーム。さて、46歳の若き監督はどう指揮を執る?
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん