美味しくいただきます♪
もう、お腹一杯です(笑)
彼岸だからなのか、妙に食べたくなってしまったので、先ほど近所のスーパーに行って、お赤飯を買って来て食べてました。ごま塩のかかっているもちもちっとした赤いご飯は時々無性に食べたくなるんですよね。
○

いきなり何の絵か、という話になってしまうのですが、先日、早坂さんから『冬のないカレンダー』のおまけストーリーをいただきましたので、挿絵を描かせていただきました。
上の絵はさすがにトリミングしたもので、(続き)以降に本文があります。や、早坂さんの文章自体は18禁ではないんですが、ブタベの絵で形式上そういう形になってしまったのです(笑)
#というわけで、下は18禁ということで一応お願いします。
今回のお話の元々のタイトルは『冬のないカレンダー Appendix Episode #15「まるで新婚さんみたいよね」』なのですが、微妙に変わりました。ちなみに、お話を送られたときにすでに挿絵を描くことがデフォルトで決まっていたという(^^;
一応、時系列順には#16・#15の続きになります。
#追記 リンク先修正しました。
【originalshortstory 冬のないカレンダー
Appendix Episode #15「最高の親子丼、用意できるわよ」】
「ただいま~」
「・・・おい、俺の家なのになんでただいまなんだ?」
「ん? 何か間違ったかな?」
俺が間違いを正そうとしたとき
「お帰りなさい」
そういって奥から出てきたのはおばさんだった。
「・・・おばさん、なんでいるんですか?」
「もぅ、何度言ったらわかるの? 私のことは」
「ですから、なんで俺の家にいるんですか、お義母さま?」
俺の言葉に硬直するおばさん。
「・・・おばさんと呼ばれて幾星霜、やっとお義母さんと呼んでくれたわ」
そう言うとアイツの手を取り握手する。
「良くやったわ、婿ゲットね!」
「うん、ゲットしたよ♪」
そうしてひしと二人で抱き合う。
「・・・先行ってるぞ」
「あら、お帰りなさい」
「ただいま、おふくろ。なんでおばさんがいるんだ?」
「なんでって言われても居るんだからどうしようもないわよね~。
あの子、意外に嗅覚鋭いからカレーに釣られたのかもよ?」
そんな馬鹿な話が・・・あ、いや、嗅覚が鋭いのにはなんとなく
納得してしまうからあながち嘘じゃないかもしれない・・・
「それよりもすぐに準備するんでしょう?」
「あぁ、でもご飯が炊けるまで時間が」
「それなら用意済みよ、だからカレー、完成させちゃいなさいな」
「・・・ありがとな、おふくろ」
「どういたしまして」
台所で俺は最後の仕上げをする。
鍋に火をかけて暖め直す、だがこのカレーは具が完全に溶けている。
だから、新たな具を用意する。
「今回は時間がないからな、定番でいいか」
手早くにんじんの皮をむいて切る、そしてコンソメで煮る。
ジャガイモは小さめに切って炒める。
タマネギと牛肉も炒める、肉に火が通りタマネギが黄金色になったら
炒めてる中華鍋に全てを集める。
そしてカレーを鍋に入れる。
この方法だと一度作ったカレーの具を後で作り直せるので残っても
応用が利くのだ。さらに具をルーと合わせるだけなので、野菜の味を
そのままいかせるし、何より食感が損なわれない。
「まだかな?」
アイツがいつの間にか台所に来ていた。
「もうすぐだな、そろそろご飯の用意しててもいいぞ?」
「うん♪」
そう言うとアイツはなれた手つきでお皿を用意し、ご飯を盛る。
冷蔵庫からサラダを出す。
「サラダなんかあったっけか?」
「きっとおばさんが用意してたんだよ」
カレーに集中すると俺はそれ以外を良く忘れる。
以前にご飯を炊くのを忘れて外に買いに行ったこともあった。
「こっちはいつでも準備おっけーだよ♪」
「よし、もうすぐだからな」
「ねぇねぇ、まるで新婚さんみたいよね~」
「そうよね~、私たちのことなんて全くアウトオブ眼中よね~」
背後からひそひそ話が聞こえてきたが、気にしないことにした。
テーブルにはカレーとサラダ、牛乳にビール・・・
「って、なんでビールがあるんだよ」
「飲むからに決まってるじゃない、美味しいわよ~」
「ねぇねぇ、食べて良い?」
俺がおふくろにつっこむ前にアイツは今にも食べ出しそうだった。
まるでおあずけを受けてる犬のように。
「・・・それじゃぁ食べるか」
「うん、いただきます!」
アイツは嬉しそうに俺のカレーを口に運ぶ。
「まろやかで美味しいよ」
「そっか、そりゃよかったな」
「うん、良かったよ」
「照れてますね」
「そうですね、照れてますね、これはツンデレかしら?」
カレーを食べながらビールを飲むおふくろ達の言葉を聞くのは
すでにやめていたので気にならなかった。
俺自身食べたカレーは少し甘めだった。
だけど、おふくろやアイツは辛目になると駄目なので、まぁまぁの
味に出来たと思う。
「ねぇ、おかわりある?」
「おばさん・・・まだ食べるんですか?」
「えー!」
嫌そうな声をあげるおばさん。
「なんでお義母さんって呼んでくれないの~?」
「そっちですか・・・1日1度言わないと気が済まないって言うから
俺も1日1度にしただけです」
「もぅ、照れちゃって可愛い♪」
「・・・おかわりは今日はないですよ、おばさんも知ってるでしょう?」
そう、このカレーは食べる分しか作れない。
最初から4人分を作ったのでもう具が無かった。今からおかわりを作ると
新しく具を刻んで炒めないといけない。
「まぁまぁ、デザートは用意してあるから」
「え? デザートって何ですか?」
おふくろの一言にアイツが飛びついた。
「んふふ、それはね~・・・」
2日遅れのホワイトデーはカレーパーティーとなった。
平日の夜だっただけに、いつものように派手ではなく、おふくろ達も
飲み過ぎず、おとなしく終わった。
そしてアイツを送っていく帰り道。
「えへへ」
「うふふ」
俺の右腕にはアイツが、左腕にはおばさんが腕を組んでいる。
「なんで二人とも腕を組むんですか」
「駄目?」
そう言うアイツの下から俺をのぞき込むような目つきには敵わない。
「いいじゃない、未来のお婿さん♪」
そう言うおばさん。
・・・左側だけ無理にでもふりほどこうか?
「送ってくれてありがとうね、さすがは男の子」
アイツの家の前まで送った俺は帰ろうとする。
「ねぇ、泊まっていかないの?」
「明日休みじゃないんですよ?」
おばさんの勧めを即座に断る。
「それと、期待するような眼で見てもだめだからな」
「残念」
と、明らかに残念がっていないアイツ。
「今ならごちそう用意できるのに、残念よね」
「ごちそうって、夕飯食べたばかりじゃないですか」
おばさん、まだ食べれるのか?
「そう? カレーのお礼に最高の親子丼、用意できるわよ?」
「・・・一応確認したいんですけど、それって」
「食べるのはキミ、食べられるのはわ・た・し・た・ち」

「お疲れ様でした」
「否定早っ! しくしく」
泣き真似をするおばさんを無視してアイツに挨拶を済ませる。
「それじゃぁ、また明日な」
「うん、また明日。今日はありがとうね、ちゅっ」
アイツは俺の頬に口づけをする。
「おやすみなさい」
「ふふっ、おやすみなさい」
俺達のやりとりを見ていたおばさんも一緒になって家へと入っていった。
触れられた頬が熱かった。家に帰るまでに熱は冷めるだろうか?
「・・・ったく」
そう毒づきながらも、熱を持った頬がゆるむのが自分でもわかった。
というわけで、親子丼な挿絵は誰かさんのイメージなのでした(現実にやっちゃまずいでしょ<マテ)。
ちなみに、珍しく、ではあるのですが、今回の絵の原寸サイズを置きます。
http://members.jcom.home.ne.jp/avan1/fukaura1.jpg
ブタベの絵は色を塗ると余計に粗が目立つので、あまり追及されないように(笑) ちなみに、長いこと絵を描いてますが、乳首をまじめに塗ったのは初めてという話。
#あとから気づいたのですが、今回の絵、『あかね色に染まる坂』(アニメ版)のオープニングの影響もあるのかも、と思ったり。アニメーション自体はほとんど観てないのですが、オープニングはとても好きで何回も観てるんですよね。
ちなみに、先日の絵を使うと親子丼ならぬ他人丼になってしまうという…コレこそ本当にやっちゃまずいのですが(^^;
ところで、デザートって何だったのでしょう? 微妙に伏線を残す辺り、早坂さんらしいというか。
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん