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ブタベスト

Author:ブタベスト

埼玉に生息する微えち絵描きです。時々アレな絵が出てきますのでお気をつけください。

●ブタベの絵の基本要素
制服(学園モノ・ウェイトレス服・メイド服)、黒髪ストレート・ポニーテール・ツーサイドアップ、半裸(?)

今はCanvasシリーズ(FC01)とオーガストを中心に描いてるみたいです。

●生態
なんか、最近『フリルの申し子』なる二つ名が付いたり付かなかったり(^^; 大概、絵のどこかにリボンとフリルがありますからね~。
●連絡先
scluge▲●@☆△gmail.com
▲●☆△を抜いてお送りください。なお、返信速度はあまり期待されませんよう。

SSログ
2007年8月~
『桜の中で』 (Canvas 彩)
『咲かずの桜』
 (Canvas 彩)早坂充様
『窓の月』
 (FA 瑛里華)やまぐう様
『三月七日、紗奈(さな)の日』
 (オリジナル)やまぐう様
『暑い日に紗奈と』
 (オリジナル)やまぐう様
『やどりぎ in 白鳳寮』
 (FA 瑛里華)やまぐう様
『やどりぎの枝』 (FA 桐葉)
『逃がすつもりはないから覚悟、し・て・ね♪』 
(冬のないカレンダー)早坂充様
『寂しがり屋の天使』
 (FA かなで)匿名希望様
『どっちが好き?』
 (FA かなで・陽菜)やまぐう様
『紗奈』(Full Ver.)』
 (オリジナル)やまぐう様
『紗奈』外伝 ―彼女と映画を―
 (オリジナル)やまぐう様
『幸運の羽』 (FA かなで)
『紗奈』(Short Ver.)
 (オリジナル)やまぐう様
『去年とは一味違う夏』
 (オリジナル)朝霧玲一様・ブタベ
『スケッチの裏側で』 (Canvas2)
『未来は白にも黒にも(1)』
 (Canvas2)
『エステルが浴衣に着替えたら』
 (明け瑠璃 エステル)やまぐう様
『夏の終わりを楽しむ浴衣』
 (オリジナル)
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07/17

【Original Short Story 彼女たちのメモワール ~和葉~ ”出会いのフラグ”】

Category :
『冬のないカレンダー』の外伝、『彼女たちのメモワール』のお話を“謎のSS書きさん”から頂きましたので掲載させていただきます。

今回の主役は前回の『メモワール』のエントリーの際にちょっとだけ触れたあの女の子です。実は彼女との出会いは、ということで、はてさて…?




【Original Short Story 彼女たちのメモワール(回想録) ~和葉~ ”出会いのフラグ”】

「行こうぜ彼女」
「だから、私はあなた達と出かける気なんてないんです!」
「いいじゃん、一人寂しい日曜日を俺達が華やかにしてやろうっていうんだからさ」
 もぅ、しつこい!
 駅前で一人ウインドウショッピングをしてた私に声をかけてきた男のグループ。
 明らかにナンパだってわかる。
 まぁ、ナンパされるほど私が美しいのはわからないもでないけど、しつこいのはすっごく迷惑。
 それに、こーゆー手合いってのは絶対下心ありまくりなんだから。
「もう待ち合わせの時間だから、放っておいてください!」
「いいじゃんかよ、そんなの」
「それに、どうせ待ち合わせなんて口から出任せだろう」
「本当ですっ!」
「それじゃぁ、待ち合わせの相手が来なかったら俺達とでかけようぜ」
 しまった、待ち合わせは誰ともしてない。
 このままだと逃げるタイミングが・・・

「待たせた」
「え?」

s-冬ない西脇和葉2

 突然後ろから声をかけられ、私は驚いた。
「そーいうわけで、俺の連れだから」
 後ろを振り向く私、そこには私と同じくらいの男の子が立っていた。
 その男の子の顔が私に近づく。
「遅れてすまん、それじゃぁいくか。あわせてくれよ
 最後にぼそっと伝えてくれた言葉、その意味を瞬時に理解する。

「おい、てめぇ。俺達が先に目を付けたんだぞ! 横取りするな」
「先にって・・・つきあいは俺の方が長いんだけど」
「今日は諦めろ、俺達が先約だ」
「といってるけど、どうする?」
 そこで私にふるか! そうつっこみたいけど、私は別な言葉を紡いでいた。
「遅れたせいでこうなったんだぞ? 責任とってね」
「だそうだ」
 うーん、私って役者に向いてるのかな
「てめぇ!」
 ナンパしてきた男が拳を振り上げる。

「あら、痴話喧嘩かしら?」
「やだわぁ、カップルを男の子達が囲んでるわ」
「警察に連絡しようかしら」

 近くを通りがかった女の子二人連れがそんな会話をしていた。
 なんだか声が不自然に大きい。
 その会話に、回りを歩いてた人もこちらに注目する。
「くっ!」
 ナンパグループはその雰囲気に飲まれたのか、逃げるように立ち去っていった。

「あ、あの・・・ありがとうございました」
「いいから逃げた方が良い」
「え?」
 お礼を言った私に対して助けてくれた男の子は、逃げるように促した。
 一体何から逃げるの?
「あらあら、最後の詰めが甘いわね、祐介」
「そうよ、ここは少しの間つきあってあげないと、演技がばれちゃうでしょう?」
「え、え?」
 さっき大声で会話してた二人連れの女の子がいつの間にか側に来ていた。
「・・・すまない、手遅れだった」
「どういうことなの?」
「そうよ、祐介君。何が手遅れなのか私も聞いてみたいな」
「勘弁してください、おばさん」

「・・・ねぇ、キミ。私を助けてくれた事はお礼言うわ。ありがと。
 でもさ、こんなに若い女の子におばさんはないでしょ?」
 おばさんっていう言葉に思わず私は反論してしまった。
 こんなに若くて綺麗な女性をおばさん扱いするなんて、最低な男よね。
 暴漢から助けてくれるっていうフラグが立って好感度があがったのにこれじゃぁ下がりまくりよね。
「・・・はぁ」
 男の子はため息をついた。
 その横でさっきおばさんと言われた女の子がなんだか目をきらきらさせている。
「ねぇ、キミ。名前はなんて言うの?」

s-冬ない深浦母2

「え? 西脇、です」
 その迫力に思わず名前を名乗ってしまう。
「違うの、名前よ、な・ま・え」
「か、和葉です」
「和葉ちゃんね・・・気に入ったわ。私たちねこれからケーキバイキング行くところなのごちそうするわ、一緒に行きましょう! いいでしょ、朱音」
「そうね、なんだか面白そうだから一緒に行きましょう、和葉ちゃん」

s-冬ない苗穂母2

「え、え?」
「すまないな、野良犬に噛まれたと思って諦めてくっ!」
「何言ってるの、祐介。こんなに綺麗な女の子を野良犬扱いするなんて。私はそんな風に育てた覚えは無いわよ?」
 頭を思いっきりはたかれた男の子はその場にうずくまってしまった。
「ほら、祐介。いつまでへこんでるのよ。行くわよ!」
「和葉ちゃんも行きましょう」
「は、はぁ・・・」
 なんだかよくわからない展開になってきた。
 だけど、いくつかわかったことがある。
 今日はケーキバイキングに行くことになることと。
 それと・・・
「そうそう、和葉ちゃんだっけ? 祐介に恋しちゃだめよ?」
「祐介君は私の将来の息子なんだから」
 えっと、これって何のフラグ?
 私の恋のフラグかと思ったけど、何か違うフラグが立った気がした。

「え、えーーーっ!!」
 その後のケーキバイキングのお店で聞かされた事実。
 彼がおばさんと呼んでいたその理由を聞いて私は大きな声を上げてしまったのは良い思い出・・・なのか?

 そして、彼、苗穂祐介君と、おばさんと呼ばれてた人の娘、深浦雪奈ちゃんと会うのは高校に入学してからのことだった。




挿絵で、和葉よりもママさんズ二人の方が子供っぽく見えるようになっているのはわざとです(笑) 実際、和葉についてはブタベの中では『可愛い』よりは『綺麗』のイメージなんですよね。ちなみに、和葉の胸については不問にしておいてください(を

それにしても、出会った瞬間から息ぴったりな辺り、(恋愛のフラグはともかく)友達になる運命はあったのかな、と(^^)

たゆんたゆんな女の子(違)ばかりで、絵を描いていて楽しいお話でした♪



自分の都合上、という意味合いが強いですが、『メモワール』の過去ログです。

『彼女たちのメモワール ~朱音~ ”乾杯”』(4月25日付)
『彼女たちのメモワール ~春乃~ ”酒杯”』(5月13日付)
『彼女たちのメモワール ~和葉~ ”出会いのフラグ”』(7月17日付)

 

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