【Original Short Story 「夏のプール」 by やまぐうさん】
前置きはさておき(笑)、久しぶりの紗奈のお話を掲載させていただきます(^^) さて、夏の紗奈はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。
【Original Short Story 「夏のプール」 by やまぐうさん】(18禁)
いつもなら元気な紗奈が彰を引っぱるが、今日は逆。さんさんと照る太陽の下、彰は紗奈のペースを知っていながらどうしても早足になってしまうのをとめられない。
「ふふっ。そんなにあせらなくてもプールは逃げないよ」
「わかってる。でも、時は金なりだ」
ポニーテールを小さく揺らして笑ってきた紗奈に、彰は唇を尖らせて答えた。
彼女に腹を立てているのではない。どうしても気が急いてしまう自分自身をもどかしく思っている。
自分の内に注意が向いていると、だしぬけに紗奈が「えいっ」と言って腕に腕を絡めた。ブレーキをかけることなく、駆け足に近い足取りで彰の先を行こうとする。それは“彰の好きにしていいんだよ”という紗奈の返事。おかげで彰は高まる気分のままに足を動かすことができた。
ふたりの行き先は、去年オープンしたばかりのレジャーランド。入場料は高めだが、対価に見合う施設が充実している。プールも、流れるプールにウォータースライダーと定番を押さえていて、夏休みになって連日大いににぎわっている。
彰と紗奈が恋人同士になって初めての夏。泳ぎに行くことは一学期のうちから決めていた。終業式の日にも楽しみだと言い合い、指折り数えて今日が来るのを待ちかねていた。
最寄り駅で待ち合わせして、目的の場所はすぐそこ。ここで多少速く歩いたところで得られる時間はわずかだが、そのわずかの時間さえ惜しいと思うほど彰の気分は高揚している。
「いい天気だ」
午前中の、これでもまだ手ぬるい太陽を見上げて彰がつぶやく。ほんのちょっともしないうちに、天空を支配する光球が彼の誉め言葉に奮起して手加減なくぎらぎらと照りつけてくるだろう。
「今日も暑くなりそう。プールにぴったり」
紗奈も見上げてから、剥き出しになっている二の腕に目を落とす。
「日焼け止め、持ってきたんだろ」
「うん」
腕をあげて、白くて健康的な肌を彰の顔に近づける。
彰は小さく息を呑み、毛穴まで捉えるほどにじっと見つめてしまった。
「水着、楽しみでしょ」
ポニーテール少女は、男の欲を見透かすいたずらっぽい笑いを浮かべる。
「もちろん。紗奈のセンスってなかなかだからな」
彰は正面から向かい、「水着」に対しての言葉を返した。
「ふうん。じゃあ、水着だけ彰に渡せばよかったかも」
「紗奈が着てなきゃ、センスがいいかわからない。それに紗奈の体を見せてくれなきゃ、泣くぞ」
「だったら最初からそういうふうに言えばいいの」
紗奈がからからと笑ったときには、入場口のそばに着いていた。
きょろきょろして、いけないいけない落ち着け落ち着けと思い、また周りを見渡す。
プール施設に入場して、それぞれの更衣室へ別れて、ここは待ち合わせ口。
着替えの時間の差が、そのまま彰の待ち時間となる。
こんなことならゆっくり着替えればよかったと思うものの、早く紗奈の水着姿を見たいという気持ちの昂りがそんな悠長なことを許すはずがない。あっという間に着替え終わり、じりじりと日光に焼かれながら彼女を待ち焦がれる羽目に。
「やっほ。おまたせ~」
いつしか太陽の奴隷となりかけ、ぼうっとなっていたとき、その人の声が耳に飛びこんでくる。
意識が覚醒し、はっと振り向いた先で笑顔とナイスバディを輝かせているのは。

「……紗奈」
彰はそれしか言えなかった。
紗奈が着ているのは、もちろんビキニ。真っ赤な、男の目を引きまくる情熱の色。
ビキニトップは充分な面積がありながら、ふくらみはこぼれんばかり。愛しい彼女がボリュームたっぷりに育っている事実をあからさまに示している。おとなしく見ていても、唾が口のなかいっぱいに湧いてくる。
視線を落とす。形の良いおへそ、ふくよかなのに腰は細くくびれ、股間は赤いボトムで隠されている。
紗奈はタイミングよく、Vサインを出してくる。腕の勢いが伝わって、赤いふくらみがぷるんぷるんと煽情的に揺れはずんだ。
「満足、した?」
「大満足。ああ、来てよかった」
彰は気を落ち着けて、じっくりと紗奈の姿を見る。
今度は水着のセンスに注意が向く。なんどもうなずいてから、魅惑的な体のラインに視線を流す。自然とため息が出る。
「紗奈って、ほんといいカラダしてるな」
「へへっ、ありがとう。いいカラダを最大限に活かす、悩殺水着だよ」
くねくねと、イヤらしいというよりおちゃらけたアクションを見せる紗奈。
「彰も、いいカラダ」
水泳パンツ一丁のいい男に、艶やかなウインクを送る。すると彰も大きく笑って、引き締まった体をくねりかえす。
「あはは」
「ははっ。行こうぜ」
笑いのハーモニーを空へ届かせると、彰が紗奈の手を取り、水へと向かって歩きだした。
一番近かったのは、長方形のスタンダードなプール。面白みはないが、そのぶん人が少なく、入りやすい。
プールサイドで軽く体をほぐしてから、水に入って泳ぎはじめた。
「彰って、泳ぐの得意だっけ」
「ふつー。紗奈は?」
「同じ」
すいすいと、早くもなく遅くもなく、こうしておしゃべりできるほどのリラックスした泳ぎでデートを楽しむ。
「熱い下で涼しくて、気持ちいいな」
「うん。でも、エッチのほうが気持ちいいと思う」
「ぶ。まったく、こんなときまで紗奈はもう」
「えへへ」
あっけらかんと言った彼女へ、諫めるように返したものの「エッチ」という単語に反応して彰の胸はドキッと鼓動していた。なにせ目の前の紗奈は悩殺的なビキニ姿。ブラとショーツという下着姿とそれほど変わらない。
頭を冷やすために、ざばっと水に潜った。
さばっと出ると、またふたつの真っ赤なふくらみが目に飛びこんできて、冷ました意味がほとんどない。
彰が泳ぎ、また泳ぐ。なんでこんな必死に泳いでるんだと自問自答して気づいたときには、紗奈がいなかった。
きょろきょろと見渡すと、紗奈はプールから上がっていて、くつろいでいた。
彼女へ向かって一直線に泳ぎ、彰もプールから上がった。
「ずいぶん泳いでたね」
「せっかくの水だったからな」
ちらちらと、行くべきところへ視線が向かってしまう。紗奈は平気な顔で、喜びを口もとへ浮かべて、恋人の視線をふくらみで受けとめている。

「あまり激しく泳ぐと、私は危ないかも」
あどけない笑顔で紗奈は肩紐を指でまさぐり、上乳を見せつける。
「ああ。こんなに人がいるんだから、危険すぎる」
一瞬目を見開いてから真面目な顔で彰が言うと、紗奈はきちんとビキニトップを整えてみせた。
「ウォータースライダー行こうよ」
「よし」
紗奈のリクエストは彰の希望でもある。ペアで滑れるスライダーに並べば、前も後ろもカップル。
「いちゃいちゃしてるな」
「そうだね」
すぐ前のカップルは、会話でくすくす笑いあうだけでなく男が女の腰に腕をまわし、蠢かせていた。
「俺たちも、するか」
「……ほどほどがいいな。あまり夢中になるの、みっともないし」
彰は紗奈と手をつなぎ、身を寄せた。
「こういうくらいが、俺は好き」
「私も好き」
列は長かったが、次々に人が滑り、列は動き、ふたりでいるから待ち時間をほとんど感じなかった。
「よし、行くぞ」
「離しちゃだめだよ」
「俺が紗奈を離すはずない」
いざ滑ろうというときに、いちゃいちゃ度がアップ。それを見せつける時間は瞬時で、手をしっかりと握ったまま滑っていく。
「やっほう」
「わーい!」
ここぞとばかりに声を響かせ、カーブを綺麗に曲がり、スピードに乗ったまま、
バッシャーン!
ふたりが滑り終わった証の大きな波がひろがっていった。
「ねえ、探検しない?」
「探検?」
昼をまわり、人が増えてきて、流れるプールに入っても誰かとぶつかりそうになる。プールサイドも、親子連れによる場所取り合戦の様相を呈している。
紗奈は混雑した場所、場所、場所を向いてから、やれやれという首振りを彰に見せて。
「静かな場所で休みたくなった」
「……あるといいけどな」
彰もざっと見渡して、どこも人があふれているのを確める。紗奈の気持ちはわかるが、そんな都合のいい場所があるとは思えない。
顔つきを固くした彰へ、紗奈はぷうと頬をふくらませた。
「そこを探すの。さあ、行くよ!」
たっぷり泳いで、はしゃいで、疲れているはずなのに元気よくすたすた歩きだす。遅れないよう彰は急いでついていく。
なにも考えないでいるようで、人の流れを読んで、紗奈は歩いている。
少しづつ人が減っていき、
「ここって、いいんじゃない?」
紗奈が目を輝かせたのは、狭い通路。といっても、通っていいものか怪しいから、「通路」と呼んではまずいかもしれない。
「まあ、入ってみるか」
彰は気乗りしなかったが、紗奈が行こうとしているのを止める気はさらさらなかった。
「よいしょっと。これでオーケー」
先に入った紗奈が彰の後ろにまわり、なにやら動かして、通路に入りにくくしてしまう。
「おいおい、それはさすがにまずいんじゃないか」
「いいの。誰も入ってこないほうが、静かだもん」
「先になにがあるかわかったもんじゃないのに」
後ろにいる紗奈に押される形で、彰は歩いていく。
しばらく狭い道を進み、迷路かここはと彰が思いかけたとき、
「お」
開けた場所に出て、口を丸くすることになった。
開けたといっても、物置き場みたいなところで、それほどのひろさはない。それでも狭い道を歩いていて辿り着いた場所だけに、ほっと安堵の心地を得る。
「やったね。いい感じ」
「そう、か? 誰もいないけど、狭っ苦しいだけじゃん」
狭い通路から出たときは良さげに思ったが、入ってみて彰はそれほどの空間でもないと評価を改めた。
空は仰ぎ見えるが、壁に囲まれていて圧迫される感覚がある。のんびりと休める気分にはならない。
「いいの。ここで充分だよ。えへっ」
紗奈の瞳がきらきら輝いている。彰がよく知っているその輝き。
赤いビキニだけをまとう肉感的な体が、くねった。
「お、おい……ひょっとして」
「うん。エッチするのに充分」
ぎゅっと抱きつき、ぽよんとビキニの胸がはずむ。
歩いてもなお水で冷えていたままだった彰の体が、急速に温まり、熱くなってくる。
きょろきょろして、目に飛びこんでくるのは殺風景な壁と入ってきた通路のみ。
「こ、こんなところで、するのか」
「だいじょうぶ。人は来ないよ」
紗奈はくすっと笑い、目を閉じて上を向く。
形のいい唇を見せられて、彰のとまどいも理性も薄くなる。高まりのまま、唇を押しあてていった。
「ん、ふ」
「んんッ……あ、あふ、ふうぅん」
唇が妖しく絡まりあい、次第にくちゅくちゅという水音が大きくなってくる。
奥まったスペースに籠もっていても、ちょっと戻れば人が大勢いる開放的な空間だ。屋外でするというシチュエーションだけで、若々しいふたりのボルテージはあがっている。
男も女も身をくねらせ、肌をこすりつけあう。水着越しの接触が、ここだからこその興奮を生み、涎を垂れ流すほどに乱れたキスが続く。
「ああっ、紗奈、紗奈」
甘く激しいキスにより、彰の昂揚が紗奈を追い抜く。男は熱っぽく女の名を呼んでは唇を重ねる。触れ合わせ、蠢かせ、舌をはみださせる。舌は紗奈の口腔に侵入し、歯茎や頬裏粘膜をくすぐる。彰が舌を引けば紗奈の舌がついていって、男の口内に場を移して淫らな舌の交合が繰りひろげられる。
飽くことなくキスしつづけ、彰は手のひらをビキニを重ねた。
「ん、ふ、んふうぅん」
ブラジャーよりも強い生地、水に濡れても大丈夫な生地ごとやんわりと揉みたてていく。唇をふさがれている紗奈は瞳をうっとりさせ、もう片方の手でもしてほしいと彰の手首を持って誘導した。
彰は両手でふたつのごちそうを捉え、揉みほぐす。水着の上からでも、乳房がしこっているのがわかる。
紗奈が感じてくると、こうなると知っている。よく知っているが、ビキニを挟んでというのが新鮮だ。夢中になって揉みしだき、紗奈から悩ましげな吐息を引き出す。紗奈の息を浴びて欲情し、大きな手がイヤらしく動く。胸揉みはいくらでも続いていきそう。
水着で引き締められた双乳の弾力をたっぷりと堪能し、彰はいったん唇接合をほどいた。牡の欲情をありありと浮かべ、指先で肩を撫でて水着をいじる。
「泳いでいてポロリはまずいけど、ここならこうして」
「んふ……もう、彰ったら」
さっき自分でしたように、今は彼に肩紐をずらされ、鼻にかかった甘い声を紗奈があげる。ビキニの上から十分に揉まれ、今度は直に、剥き出しになった乳房をいっぱい揉まれたいと渇望している。
彰の手がせわしなく動いて、ビキニの上がはずれた。ぷるるんと豊かな乳房がまろびでてくる。
「うわっ。紗奈のオッパイだ」
太陽の明るい光を浴びて白く輝く大きなふくらみ。丘の頂点にツンと飛び出す桜色の突起。魅惑のパーツを生で見せられたから彰はたまらない。すぐさま鷲掴みにし、揉みまくる。
「あん、あっ、あっ。彰、つ、強いよ。あっ、あっはぁ」
ぎゅっと握られた最初こそ痛みが生まれたが、ビキニがあったときにこってりと揉まれていたから紗奈の性感はすぐに反応し、鷲掴みにされてもめくるめく快美感に冒されて呻き悶える。
たぷたぷの乳房を揉みながら、彰は天を仰いだ。まぶしい太陽に応援されて、揉む手にさらに力がこもった。
恋人同士になって以来、なんども肌を合わせ、燃えているが、屋外エッチは初めてだ。
いくら通行止めにしてきたとはいえ、誰かが来ることは十分ありえる。淫らなじゃれあいを見られたらどういうことになるか。自分たちのような好奇心旺盛なカップルがやってきたら『使用中です』と言ってのけるが、プールの係員が来たらどうなるか。
ちらっと考えるものの、とまらない。とまれるはずがない。さっき紗奈は、泳ぐのも気持ちいいがエッチも気持ちいいと言った。エッチできるこの場所を見つけた。
彰だって紗奈とのエッチがとても気持ちいい。大好きだ。だから、ふたりしかいない今、突っ走る。誰かが来たらそのときだ。もう、考えない。
「紗奈。するぞ」
荒々しくボトムを引き下ろし、紗奈が生まれたままの姿になる。
「ああん」
全身から艶かしい色香を発散する彼女を前に彰も水泳パンツを下ろし、足を振って脱ぎ捨てて丸裸。
寝そべるには不向きな場所だから、紗奈は壁に手をついてヒップを突き出した。ふたりとも大好きな体位、バックで交わろうとする。
彰は紗奈の背中に胸を合わせ、腕をまわして胸乳を握りなおした。五本の指を乳肌に食いこませ、ゆるめて丸みを元に戻し、また握りしめる。
「この柔らかさ……いくらでも、揉んでいたい」
「い、いいよ。でも、揉むだけじゃなくて、いっしょになりたいな」
「もちろんさ」
彰は右手で胸揉みを続けながら、左手でペニスを導く。紗奈がヒップを的確にずらして、秘穴の入口と肉棒の先端の位置合わせがすぐに完了する。
「……んっ」
「んあ、あ、ああっ」
亀頭が肉襞を掻き分けて、膣に入った瞬間に呻きが交錯する。
粘膜が一体化していく悦びにふたりは瞬時、言葉を失った。ぬるつく秘襞が肉根にぴったりと貼りつき、こすれ、熱化する。
「くう、紗奈っ。し、締まるっ」
「あうん。彰がひろげて、やん、いつもよりおっきくて、あっはぁ」
いつだってつながるときには歓喜に咽ぶふたりだが、プールに来て交わる今、とびっきり感じている。ふくれあがったペニスが紗奈を貫いていき、卑猥に蠢く襞肉が彰に絡みついていく。彰は胸乳を握ることで紗奈を固定し、深く深く進んでいく。
「う、ううぅ」
「はあぁ……」
切先が奥の壁を叩き、肉棒がすっぽりと膣洞に呑まれたところで同時に大きく息を吐いた。
これ以上なく緊密につながったのも束の間、彰は大きく腰を振る。紗奈もヒップをくねらせる。つながっているだけで気持ちいいが、動けば何倍にも気持ちよくなることを男も女も知り尽くしているから。
「紗奈、う、ううっ。まだ、まだだ」
「うん、うん、彰、彰っ。突いて、いっぱい突いて。もっと深く。私がこわれちゃうくらいに、あふ、ふあああっ!」

暑い夏の日。これ以上脱ぐことのできない格好になってふたりは熱く熱く燃える。彰の全身に汗が流れ、紗奈のきめ細かい肌にも汗の滴が浮く。滴は大きくなる前に身動ぎで飛ばされ、体温調節を図るシステムがまた汗を分泌させる。
汗でぬるぬるの肌がこすれる。汗ばんだ乳房を握る手が時に滑る。
性器の結合ポイントは汗とは無縁。汗の出番がないほど、おびただしい量の愛液が湧出し、肉棒の雁首で掻き出されている。ポタポタと垂れる粘液は汗だろうと愛液だろうとコンクリートの上に染みとなってひろがる。
「うう、う、ううぅ……熱く、なりすぎてるな」
絶頂を迎えるより先にオーバーヒートしそうな予感を覚え、彰は唸りをあげながら腰振りをおとなしくした。揉みたてる手も抑えめに。あくまでも抑えただけで、量感あふれる柔らかな肉球を味わうことはやめない。
「そう、だね……ああ、せっかくなら、水中エッチ、したいな。プールに入ってなら涼しい。とっても気持ちいいはずだよ」
抽送が弱めになって口が聞けるようになると、紗奈は夢見るような顔で言った。その中身に彰は度肝を抜かれて、口をぱくぱくさせる。
「そ、それは、みんなに見られながらか?」
「いくらなんでもそれは、んっ、無理でしょ。夜のプールに忍びこんで、とかね」
先に大胆なことを言った紗奈が、彰の過激な発言に苦笑い。彰も自分の発想に、顔を赤くする。
しばらく考えてから、言い直した。
「夜だったら、海岸とか、いいかも」
「海、行けるといいな」
紗奈が嬉しそうに言えば、彰の返事はひとつ。
「なんとか、しよう」
「そうだね」
この夏のイベントがまたひとつ決まる。ほっとした雰囲気がひろがり、それは高まる気に取って代わられる。
「今はここで、ね」
「ああ、遠慮なく」
紗奈が振りかえって妖艶にウインク。淫欲を燃やす彰ははっきりうなずき、奥を叩くように腰を使いだす。単にペニスを突き入れるだけでなく、膣壁にある紗奈の感じるスポットを確実にこすっている。
「あっ、あっ、それ、あうっ、ダメ、ダメダメっ」
再開したとたんに強烈な責めをくらって紗奈がおとがいを反らせる。肉層が不規則に収縮して肉棒を縛ろうとし、彰はひるみかけたが、ここでまた抑えるものかと果敢に肉突きを繰りかえす。
オーバーヒートを恐れない。熱くなって、おかしくなって、おかしくなると同時に悦楽の最果てへいっしょに飛ぶ。彰は沸騰しそうな頭に、はっきりとしたビジョンを持って、肉棒を打ちこんでは引き、また打ちこんでいった。
「も、もう、ああ、彰……私、ああ、だめぇ」
紗奈の手がずるっと落ちた。身もくずおれていくところを彰が抱えこみ、垂直に腰を、紗奈の体ごと持ちあげるように振り抜いた。
「ア、ア、ア、アアアアーッ!」
先に紗奈が快美の極みへと打ちあげられた。
「紗奈ぁっ!」
刹那の差で彰も飛ぶ。子宮口へめりこんだ亀頭から熱液が噴き上がり、女の宮へと入りこんでいった。
「とっても、気持ちよかった。楽しかったよ」
プールから流れてくる風を浴びた紗奈が軽く頭を振って、ポニーテールが綺麗になびく。
「そうだな」
くくった髪の美しさに見惚れ、彰の返事は少々上の空。
熱すぎる立ちバック交合のあと、紗奈がペニスをしゃぶり、綺麗になってまた揃って欲情を昂らせ、座位で結合した。二度目の射精を終え、さすがにここまでと、通路を逆に通ってプールの元へ戻ってきた。
混雑のピークは過ぎたようで、ふたりくつろげるスペースが確保できた。並んで腹這いになって、背中に日を浴びている。
「もう少し、泳ぐ?」
「いや、ここでのんびりがいいな。紗奈の水着、眺めていたいし」
横を見れば、ちょうど胸が、ふたつの丘のあいだの谷間まで良く見える。腰を使いすぎたから、こうして目で楽しむのが至福のひととき。

「眺めるだけじゃなくて、揉んでもいいよ。ふふっ、いちゃいちゃしよ」
「おいおい」
彼の目線がどこに落ちているかを肌で感じ、紗奈は艶笑を浮かべて彰に肩をぶつけた。赤いビキニに包まれた豊乳が、たゆんたゆんと揺れる。
男の欲のざわめきはまなこに少し出ただけ。彰はさりげなく辺りをうかがい、さっと手を伸ばしてふくらみを握った。「あん」という艶かしい声を紗奈があげたときにはもう手を引いていた。
「続きは、ここを出たときに」
「ふふっ。そうだね」
綺麗な双眸をうるませる紗奈が彰の肩に頭をあずけた。彰は彼女の重みと日差しを感じつつ、さっきの情交を思いかえしこれからの交わりに胸を高鳴らせていた。
明るくえっちな紗奈は、夏もよく似合いますね♪
今回の挿絵の四枚の絵は、比較的時期が離れて描かれた絵で、微妙にラインが違ってます。最初の水着お披露目のシーンはほぼ一年前、次のカラーの絵は(正確には覚えてませんが)今夏の頭くらい、後ろの二枚は最近に描かれたものです。さて、どんな違いがあるでしょう(笑)
#違いがわかっても『ゴールドブレンド』は出てきませんが…。
三枚目のえちシーンの絵は、立ちバックの構図で、えろげではよく出てくる形ですが、ブタベは今まで描いたことが無かったので、描いてて楽しかったです。色々な意味でやりすぎという説もありますが。
4枚目は…サイズを間違えて、紗奈のポニーテールがスケブの枠の外になってしまって頭が切れてしまいました(苦笑)
#そういえば、こんな感じの絵って、リューナイトのコミックスで見たことがあったような?(手元にないのでわかりませんが)。
○
現状報告。
色々ありまして、今の会社を退職しました。というわけで、とりあえず埼玉に帰ります。
帰るのは明日の日中ですが…雨っぽいんですよねぇ。岐阜・岡谷・八王子経由の中央道で帰るつもりですが…さて、何時間かかるのやら。甲府辺りでおそばでも食べましょうかねぇ(笑)
今回は異動ではないので、捨てるものが多くて困ります。実家に今更ブラウン管テレビをもって帰る必要は無いですよね(^^;
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん