【Original Short Story 「紗奈と宿題を片づける日」 by やまぐうさん】

先日のプールな紗奈のお話が『夏』のお話だとしたら、今回のお話はまさに『学生の夏休み』なお話です。そう、夏休みとくればお約束の宿題ですね~。というわけで、今回もやまぐうさんから紗奈の文章を頂きました。いつもありがとうございます♪
#紗奈の書く絵日記は全部のページがえっちなことになりそうな気がしないでもなく(そもそも絵日記の宿題が無いだろう、という話)
文章そのものは18禁ではないのですが、それに近い描写がありますので、本文は(続きへ)以降に。紗奈は彰といるときは、いつでもどんなときでも(えっちに)楽しむことに一生懸命です(^^)
【Original Short Story 「紗奈と宿題を片づける日」 by やまぐうさん】
「夏休みの宿題は、夏休みが終わるまでにできてればいいんだよ」
「そりゃ、そうだ」
テーブルの向かいにいる彼女の声を俺は頭の先で受けるだけで、目はノートに伏せたまま。
「夏休みは、まだ終わらないよ」
「うかうかしてたら、すぐ終わる」
訴えてくる声が大きくなっても、参考書とノートしか俺は見ていない。
「でもまだまだだよ」
「いいから、手を動かせ」
やっと紗奈のほうへ顔をあげ、びしっと言ってから元へ戻る。「ぶう」という声も頭で受ける。
宿題をさっさとやってしまおうと最初に言い出したのは紗奈のほう。早く終わらせて憂いなしにいっぱい遊ぼうという、うまくやれれば最高の夏休みを過ごせるその提案に俺は乗った。
そういうわけで三日前に俺の部屋で宿題を片づけはじめたのだが……。
「あー、もう疲れた~。肩凝った~」
「重いもの、ぶらさげてるからな」
くたっと前に倒れこんだ紗奈がテーブルで胸をふにゅっとつぶしたのを見て、ぽつっと返した。
「凝ったから、揉んで」
「肩をか?」

「肩凝りの原因のほうでもいいよ」
パチッとウインクして、ポニーテールを揺らす。「カモン、カモン」と手招きまで付けてからかってくる。
冷房の効いた部屋で、からかわれた俺の体がほてる。勉強をさぼる奴にはおしおきだと、俺も勉強から離れ、エッチなことへと目的が変わってしまった。もちろん宿題はほとんど進まなかった。
それを反省して、今度は俺から、あらためて宿題を片づけようと持ちかけて今日になった。
さすがに紗奈も反省の色があった。黙々と真面目に取り組み、互いに教えあい、いい調子で進んでいるとにやけそうになったところに俺の気のゆるみを読んだのか、紗奈の手がとまって口のほうがまわりはじめる。
やってしまおうと言ったのはどの口だと内心で呆れつつ、そっけない反応で躱す。
かまってもらえない紗奈は頬をふくらませて、部屋を見渡して。
「えい」
ピッ。
「おいおい、なにするんだ」
紗奈がいじったのはエアコンのリモコン。運転音が消え、じわじわと涼しさが減ってくる。
「あまり涼しすぎるのも、エコじゃないよ」
「紗奈がそれでいいなら、いいけどさ」
俺は暑さには強いほうだ。窓を開けて扇風機だけにしても、けっこう耐えられる。
切ってしまったら、紗奈のほうがバテるだろう。それなのになぜそんなことをする? バテてみせて、宿題をしない気か?
「さてと、エコ、エコと」
「……」
楽しそうに、紗奈が服を脱ぎはじめた。なるほど、その手で来るか。
なあに、俺が揺るがなければいいだけのこと。紗奈の体は見慣れている。色仕掛けなんて効かないぞ、と。
「よいしょ……」
紗奈の上半身がブラジャーだけにって、おい。なんだその、ぱつんぱつんな胸は。
なぜ、そんなきついブラをしてるんだ。
いや、また成長したのか? デカかった胸がさらに、そんなに、はじけるくらいに。いやいや、三日前にも見てるだろ。三日間で成長するなんてありえないだろ。
「彰しかいないから、もっとリラックスしてもいいよね」
紗奈は口もとに微笑をのせ、動揺する俺の視線を余裕綽々受けとめながら、ためらいなくブラジャーをはずしてしまう。ぷるんと、きつかったブラに押さえられていたたわわな果実がまろびでてくる。量感たっぷりな揺れに目を奪われ、うっすらかいた汗の臭いと甘酸っぱい素敵な体臭とに鼻をくすぐられる。
「エアコンとめたから、彰も脱いだほうがいいんじゃない」
これが紗奈の策だという声が脳に響いた。小さな声は、同じ文句を繰りかえしているうちにフェードアウト。俺の手が動いてシャツを脱ぐ。シャツだけでなく短パンまで、俺のほうが先に素っ裸になっていた……。
「あーあ」
「ん? どうかしたの?」
満足した顔でいる紗奈に、恨めしい目を向けてしまう俺。
エアコンを切ったままで愛しあったから汗だくで、シャワーを浴びることになり、バスルームにいっしょに入ったら欲望が再点火してそこでも汗をかいてしまった。いくらなんでもここまでになると、自分の節操のなさに呆れる。
「また、宿題は終わらなかったわけだが、なにか言うことは?」
「いいじゃない。けっこう進んだよ」
「あのペースでずっとやってれば、終わったかもしれないのにもったいない」
俺は嘆き、紗奈はさばさば。
「そう? エッチできなかったほうがもったいないと思わない?」
「……まあ、その点に異存はないが」
豊かな胸が晒されたあの状態で宿題のほうに向かえるほど俺も人間はできてないし、紗奈とのエッチはいつだって最高だし……って、また乗せられてるぞ俺。
がくっと肩を落とすと、紗奈がぽんとその肩を叩いた。人差し指を伸ばし、頬をつついてきて。
「考えてみてよ。宿題が終わらないうちはこうしてふたりで片づけて、疲れてきたら気持ちよくリラックスできるんだよ。うん、宿題が終わらないほうがいいに決まってる」
「夏休みが終わってもまだ片づいてなかったらどうするんだよ!」

「あはは。さすがに間際になったら必死にやるよ。それでいいじゃない」
からからと笑うこの声で言われたら、敵わない。可愛い笑顔と揺れるポニーテールが心に染みこんでくる。
確かに紗奈の言う通りだ。すぐに終わらせなくても、宿題があれば紗奈といっしょに過ごす時間が持てる。いいに決まっている。
「じゃあ、次に宿題をする日を決めとくか」
「次は宿題じゃなくて、遊びに行こうよ」
ちゃっかりしている紗奈に、俺は笑いかえす。二回連続して宿題にあてたんだ。外で元気に遊びたい。
エアコンが動いている部屋で、紗奈の希望を聞き、俺も希望を話す。遊ぶのも楽しいが、計画を立てるのも楽しい。だって紗奈が目の前で、嬉しそうに瞳をきらきらさせているのだから。
見た目から受ける印象以上に、紗奈は結構はっちゃけているみたいです(彰と居るとき限定ですね)。それにしても、目の前にこんな悩ましげな彼女がいたら、色々と困っちゃいますね(笑)
今回の二枚の絵は思いっきりブタベの趣味で描かせていただきました。
1枚目は、いかに胸を(卑猥にならないように)強調するか。谷間を強調したかったので衣装は簡単に決まりました(笑)
2枚目は、満面の笑みを描きたかったので、表情に一番力を入れてみました(両目をつぶってる笑顔というのはほとんど描かないブタベ)。
今度は逆に衣装のほうはあまり胸は強調せず、フリフリにしてみたり。基本的に紗奈にはフリフリを着せないことにしているので、個人的に新鮮です。こういう服も意外とありでしょうか。
この二枚ではなく、ブラジャーの出ている絵のほうがいい、という声が聞こえてきそうな文章なのでした(を
○

24日付のやまぐうさんの 『FORTUNE ARTERIAL』瑛里華小文「人あらざるものゆえの悦楽」に上の絵を挿絵として使っていただきました。昨日、文章を読んで、あまりにもえろえろなのでつい描いてしまったという(笑)
こういうお尻を突き出す構図はめったにやらないので新鮮ですが…やっぱりこの丸みを描くのは難しいですね(^^; 文章のテーマ『吸血鬼(と眷属)の強烈なエクスタシー』をブタベの絵でどの程度表現できてるのかな、と思いつつ。
#個人的に、今回の絵のテーマは押さえつけられてつぶれた瑛里華の胸だったり<マテ
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん