【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「左門の制服」 by やまぐうさん】
やっぱり描いてしまう辺り、思惑に乗せられまくりなのでした(笑)
絵を描いてから、その絵に合わせてやまぐうさんに文章をいただきましたので、早速掲載いたします。
今まであまり見られなかった『さやかさんとトラットリア左門の制服』の組み合わせ、楽しんでいただければ幸いです。
【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「左門の制服」 by やまぐうさん】
「あ」
古びた封筒のなかから出てきた一枚の写真に、さやかの手がぴたりととまる。二度目の月留学が目前に迫って、整理の手を休めてはいられないのに、見入ってしまう。

十年以上も前、鷹見沢家が朝霧家の隣りに越してきて、トラットリア左門が開店した直後、ウエイトレスの制服を着てみないかと左門から直々に言われ、華美な制服に恥ずかしさもあったがあこがれが勝って、袖を通した。
この姿に目を細めた左門やその頃はまだ修行に出ていなかった春日からウエイトレスのバイトをしないかと切に誘われたが、接客業はとても無理と固辞した。
残ったのはこの写真だけ。記念にとカメラを向けられ、シャッターを切られた。
誘われたことも、撮られたこともすっかり忘れていた。その当時はまだ両親とのゴタゴタから抜けきってなく、心が揺れていたから。
(……達哉くん、これ見たらどう思うかな)
さやかにとって大切なのは、昔でなく今。従姉弟から恋人へ、大切な人となった達哉に思いが向く。彼の目を気にしてしまう。
(もう一度、今着てよってきっと言うわね)
幻の声がはっきりと鼓膜を揺らすのに思わず苦笑する。
(着させて、それだけで終わらなくて)
ぽっと両頬が染まった。
昨日、月へ持っていく服をどうしようか選んでいるときにカテリナ学院の制服を見つけ、達哉に乞われたこともあって着てみせた。隣りあってベッドに腰かけ、高まった気分のまま彼に抱かれてしまった。
(きっと同じことになる。達哉くん……達哉に抱かれて、ああ、愛されて)
胸をかき抱き、小さく身悶える。
ウエイトレスになったさやかに合わせて達哉はウエイターの制服を着て、昨日よりも熱っぽく迫るに違いない。拒んでも、執拗に迫ってくる。拒みきれなくなって、ウエイトレスのまま身をつなげてしまう。
(ふふ、でも制服がないから、達哉はがっかりしちゃう)
存在するのは写真だけ。さやかのための左門の制服はなく、いくら熱望されてもどうしようもない。
(見せて、がっかりさせるのも酷だし、これは仕舞っておかないと)
そう思いつつ、封筒に戻すのがなんとなく惜しい。こんな自分もあったということを彼に知ってほしいと心の底で願っている。
「あ」
ふと顔をあげ、時計が目に入る。写真を見て、思いに耽っているうちにずいぶんと針が進んでいた。進んだぶんだけ、地球にいられる時間が減っている。
写真はそのまま、荷物整理に戻る。時折りちらっとウエイトレス姿を目に留め、身をほてらせる。もし達哉が入ってきたら、見られてしまってもいいと胸の奥を疼かせていた。
メインはさやかさんの学生時代の頃。少女の頃の初々しさみたいなものを絵と文章から感じれれば、と思います。
菜月・フィーナ・麻衣・エステルがこの制服を(オフィシャルで)着たときは、みんな黒のオーバーニーだったような気がしますが、さやかさんの場合はブタベの趣味で黒ストなのです。
それにしても、この制服はどのヒロインにも似合いますね~♪
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん