Sketches and company

１ヶ月前のエントリー『人を煽るのはほどほどに？』の絵に、やまぐうさんから文章をいただいて、そこから色塗りを始めました。

んで、ようやく塗り終わって、文章と一緒に公開することができました。絵からオリジナルの文章を書いていただけるのはとっても嬉しいですね～♪

タイトルの『報酬』は一体なんでしょう？

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【Original Short Story　「報酬は先払い」 by やまぐうさん】

「で、今日はなんだ。用があるから来たんだろ」
「う、うん」
　俺の部屋にあがりこんで、座りこんで、そのまま口を開かないから、こっちから水を向けたのに、ためらってもじもじしている。
　まあ、なんでここに来たのか、だいたいわかってる。また困ったことができて、頼みごとをしようとしてるんだろう。
　幼稚園のときからの幼なじみだ。今さら彼女で知らないことなんかない……。
「あ」
　思わず発した俺の声に彼女が小首をかしげる。が、すぐにまたもじもじモードに戻った。



　もじつく彼女は手でスカートの裾をいじって（無意識にだろう）、ただでさえ短い裾が持ちあがっていた。ニーソの上の絶対領域だけでなく、下着まで覗けている。色はピンク、デザインはシンプルで、それが実にいい……。
　見るのはまずい、と思えば思うほど目が離せなくなる。こっちが凝視していても、彼女は自分の思いに沈んでいて気づかれない。
　顔立ちは整っていて髪型も似合う、贔屓目なしに可愛い、とは思っていた。ソックスにくるまれた脚を綺麗と思ったこともある。だが、まさか、下着まで見てしまうことになるとは。いきなり、そそられてしまうなんて。
　いや、子供のときは裸だって見たこともあるが、そのときはまだ女と意識することはなくて……。
　待て待て。俺はいったいなにを考えてるんだ。
　ぱちぱちまたたき、視線を切って、大きく息をつく。
　いいものを見せてもらった。そう思うことにしよう。
　いいものを見せてもらったのだから、なんとかしてやろう。
「わかった」
「え？」
「困ってるんだろ。俺にできることならしてやるから、とにかく、なにがどうなってるのか、話せ」
「うん」
　ぱっと明るい顔をして、スカートから手を離す。
　欲をそそる報酬も見えなくなり、ほっとすると同時に残念とも思いながら俺は彼女の話に耳を傾ける。

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天然純朴娘さんのこういう仕草は、それだけで破壊力抜群ですね～♪
それにしても、彼女の悩みは一体なんなのやら…。

今回塗った制服の色は、元々のサツキヒスイさんの女の子のカラーリングとは別のものにしました（キャラクターが違う、ということで）。青系統の色にしてしまうのは悪い癖ですが（＾＾；