【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「同じ姿を愛して」 by やまぐう様】
一応、リンクを張りますと、
『姉さんの制服、妹の下着』
『制服姿の麻衣との交わり』(18禁)
になります。
続きを楽しみにされていた方に、楽しんでいただけるものと思います。…というか、やまぐう様もブタベも連載・公開形式のつもりが当初無かっただけにびっくりですが。本当は、今回の文章って、麻衣SSの対になる予定だったのです。
さてさて、前回の最後の麻衣の台詞は『……ふふふ。今度は、お姉ちゃんもいっしょだよ』でしたが…どんなことになるでしょうか。
【『夜明け前より瑠璃色な』 Short Story 「同じ姿を愛して」 by やまぐう様】
日が落ちて暗くなっていくなか、俺は月博物館への道を急いでいる。
この前は麻衣とふたりで歩いた道を今日はひとりで、早足で歩く。麻衣は一足先に目的地へ行っている。
麻衣といっしょに行ったときのことが脳裏に浮かび、顔がほてる。吐く息が熱くなる。
入場時間を過ぎているが、職員入口を通してもらった。俺も麻衣も顔パスになっている。
勝手知ったる博物館のなかを、館長室へ。
ドアを前にしてひとつ息をついてから、ノックして声をかけると、
「入って」
姉さんのはずんだ声が返ってくる。
なかにいたのは姉さんだけでなく、麻衣も。姉さんと同じく、先日と同じく、職員の制服をまとっている。
ふたりともきっちり帽子までかぶっていた。童顔の麻衣も帽子のおかげで立派な職員に見える。
愛する女ふたりが待っている光景は、ひとりでここにやってくる途中で予感していたもの。
「えっと……」
予感していながら俺は、館長代理と職員に実際に相対して、どうすればいいのかわからなかった。
きりっとしていたふたりが、同時に相好をくずす。
「いらっしゃい、達哉くん」
「ふふ、お兄ちゃん」
楽しそうな姉さんの面持ちはもう、館長代理じゃない。その瞳には、隣りにいる麻衣の瞳にも、妖しい色が浮かんでいる。
ふたりとも帽子を脱いだ。姉さんの長い髪がぱらりと艶美に揺れ、麻衣の短めにまとまった髪が軽やかに跳ねた。
ふたりの麗しいアクションに見入っていると、姉さんの目がきらっと光って俺を見かえしてくる。
「麻衣ちゃんはどうだった?」
「ど、どうだったって……よかったよ」
かすかな嫉妬の色をきらめかせながら先日の淫行のことを聞き出そうとする姉さんの言葉を受け、俺は素直に答える。麻衣から微に入り細に入り聞いているだろうから、下手なことを言っても無意味だ。
「麻衣ちゃんも、よかったのよね」
「うん。お兄ちゃん、この制服が大好きって、よくわかった」
にっこり笑って、小さくポーズを決めて制服姿をアピールする。
あけすけな答えに、股間が疼く。目の前の制服はきちんと整っていても、俺が見ているのはフォーマルな姿でなく、三人だけでいるときの自然な姿。制服で引き締められていても、女らしい曲線が透けて見える。
抑えきれない欲が熱いマグマのように渦巻いている。胸を炎に焦がす俺は今、ふたりと変わらぬ顔つきになっているはず。
「そうよね。達哉くんはこの服を、この服を着た私もあんなに愛して……ああっ」
俺の欲に当てられたのか、姉さんは悶えるように身を震わせた。淫靡な振る
舞いでまた欲情が倍加し、ごくりと唾を呑んだ。
唾を呑む音を聞いて、なんとも艶かしい笑みを浮かべるふたり。俺に背を向け、横に並ぶ。
「こうすれば」
「いいよね」
なんらためらうことなく姉さんはスカートをたくしあげ、麻衣はスカートを落とした。

黒いパンストに透けて、それぞれの下着が見える。
姉さんは黒に溶けこみそうな、ベージュ系の下着。
麻衣は今日も縞々パンツ。きっとこれが、麻衣のアイデンティティー。
黒い向こうに見える下着に目が血走ってしまう。
「比べて。私たちを」
「お姉ちゃんとわたし、どっちがいい?」
比べたところで両者を誉めたたえるに決まっている。姉さんは知っているはず。
ひとりを選ぶことはないとわかっていて訊ねてくる麻衣。それでも瞳に、ちょっとした不安も混じっている。それは肉体の成熟度で負けているというコンプレックスの表れ。
「どっちもいい。どっちも……姉さんも麻衣も欲しい」
それしかない答えを返す。はああと大きく熱い吐息を吹きだし、ふたりへ届かせる。
姉さんの顔に赤みが増す。麻衣の頬が紅潮する。
「贅沢なんだから、達哉くんは」
「うん。でもそんなお兄ちゃんが、大好きだよ」
もぞもぞと腰から下を揺する。豊かな姉さんの肉尻の揺れ具合に股間が固くなり、きゅんと引き締まった麻衣のヒップの震えに理性が飛びかけた。
「私も、麻衣ちゃんも、達哉くんのものよ」
「だから愛して、お兄ちゃん。制服を着たわたしたちを、いっしょに」
言葉はそこまでで充分だった。俺は大きく両手を開いて、後ろからふたりを抱きすくめ、振りむいているふたりへ交互にキスを浴びせる。
甘くて熱いキスを堪能しながら抱いている腕をそろそろと下ろし、差し出されているヒップを好きなだけ撫でまわしていった。
今回掲載している絵は、以前、早坂様の『夜明け前より瑠璃色な Another Short Story -if- Extra Episode「黒色のご褒美」』にも使っていただいているものになります。
元々、やまぐう様は早坂様の文章と内容がかぶっていることについて、若干危惧されていたのですが、同じネタでも、書き手それぞれの個性があるのでいいかな、と思いまして、今回公開させていただきました。
それにしても、常に縞々を追求する妹のアイデンティティー…すばらしい(笑) 縞々に関しては、また何かの機会で描いてみたいですね。そのとき、麻衣が何を着ているかは分かりませんが…。
■
一連の麻衣とさやかさんの絵は『麻衣がさやかお姉さんの制服を着る』のがテーマだったわけですが、逆についてはあまりリクエストが無いなぁ、と思ったりします。もちろん、さやかさんがカテリナの制服を着るシーンはあけるり本編にもあるのですが、他にも麻衣の衣装はあるので…う~ん…体操服かなぁ。これは以前描いてますから…さてさて。
そういえば、さやかさんの浴衣は描いてないですね。
○
次の日曜日(25日)は、無理やり休みにされてしまったので、大須でやってる『しんたろー新作版画展』でも見に行こうかと思います。赤門通り沿いらしいですが…迷わず行く自信ないですぞ(笑)
あとは『ef』の予約の問題ですね。肝心の30~1日に買いに行ける状況であれば、ソフマップで予約をしようかと思います。前編やってないですけど(爆) や、ミズキに会いたいから~、ですが。
>冥界の性神官様
おかしい…本人の紹介では「品行方正な優等生神官」のはずなのに…邪念だらけだというのか(^^;ブタベストPERFECT GIRL…?No Titleこんばんは、いつも見ているゾ。
>担当声優沢澤砂羽さんの声は演技力高くて中毒性がありますねー。
冥界の性神官様ェ・・サツキヒスイ冬が始まる…よ?もうすぐ春ですねぇ、と春分直前に言う人ついに春になってしまいました…返信できてなくてすみませんです。
> なぜか不正な投稿扱いに…なんでだ
むむ、すみません。
イマイチFC2ブログのセキュリティの網はブタベスト冬が始まる…よ?ようやく寒くなってきましたコメントを書こうとしたらなぜか不正な投稿扱いに…なんでだ。
恐ろしく暖かいかと思えば急激に寒くなったりと変動が激しいですね。
こちらも文章や改造絵が遅々としてひでやん